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ぼくイエ通信

大学、高校、中学で! そして紀伊国屋書店で!

こんにちは。編集Hです。

すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、このたび『ぼくイエ』が「大学生に一番読まれている本」と「大学図書館司書がいま最も学生に読んでほしい本」で第1位となりました!
 大学生にいま売れている本第1位が決定 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 | リリース | Book Bang -ブックバン-

ブレイディさんは当初から「若い人に読んでほしい」と口にされていたなぁ、と思い返しながら喜びを反芻しています。

そして、なんと!

紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2020」の第1位に選んでいただきました!
 紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2020」を発表 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊の中から、紀伊國屋書店スタッフが自分で読んでみて面白かったのでお客様におすすめしたい本を選定、ベスト30を発表するもの。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が"ノンフィクション"の枠を超え、小説なども含めたオールジャンルの書籍を対象とした賞に輝きました。オールジャンルでの第1位なんて畏れ多くて......うれしすぎます!!!

しかも、ですよ。

「キノベス!」と同時に発表された「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」でも7位にランクインしたんです!
 「紀伊國屋じんぶん大賞2020 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表 | 紀伊國屋書店のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー

「じんぶん大賞」は読者の一般投票と、紀伊國屋書店社内の選考委員、社員有志による投票で2019年の人文書ベスト30を発表するもので、「キノベス!」第1位の作品が「じんぶん大賞」にも同時にランクインするのは史上初だとか。とんでもないことになってしまった......!

投票してくださったみなさまはもちろん、お読みくださったすべての方に、お礼を申し上げます。ありがとうございました!!!

感動に震えていたら、京都からもうれしいニュースが。

なんと、なんとなんと、ですよ。

We love books 中高生におすすめする司書のイチオシ本 2019年版」の第1位になったというじゃありませんか。これは京都府の私立学校図書館協議会に加盟している40校の司書・教員の方々が、2018年11月から2019年10月末までに刊行されたたくさんの書籍を対象に、中高生におすすめしたい本を投票で選ぶ取り組みです。ジャンルは問いません。
 全国書店員が選ぶ「ノンフィクション本大賞」に続き、「学校司書が選ぶイチオシ本」第1位に!『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』|株式会社新潮社のプレスリリース

すぐにお礼を申し上げたところ、投票した司書さんの声の一部を教えていただけましたので、承諾を得たうえでご紹介しますね。

今年度本校では「多様性」をキーワードにさまざまな学びや取り組みを行っております。日本でも、作品の舞台である英国と同じような問題が起こっており、いろいろな視点で多様性を考えるきっかけになります。主人公の少年が語る「誰かの靴を履いてみる」という英国の諺は、まさに「多様性」を考える原点だと思います。
(平安女学院中学高等学校 司書  安田友里さん)

著者の息子が選んで入学した「元底辺中学校」。その日常は、国や文化の違いもあって、読んでいる私は教えられたり考えさせられたりすることばかりでした。そして、この息子はしっかりしててかっこいい! と思います。
(洛星中学高等学校 司書  橋本紗容さん)

人種も貧富もいろいろ、いじめも差別もあるイギリスの「元底辺中学校」に通い始めた中学1年生の男の子がしなやかに現実と向き合いながら成長していく姿を、彼のお母さんでありライターのブレイディみかこさんがまとめたエッセイ。このとても厳しい社会は遠い世界の話ではなくて、私たちのまわりにも程度の差はあれ、格差は存在しています。ひとりの中学生とその周囲の人たちの行動が、立ち止まって考えて想像し、自分のやり方を見つけていくことの希望を見せてくれる本です。
(京都精華学園中学高等学校 司書  坪田亜紀さん)

日常に起こっていることは世界の問題とつながっている、そんな気づきが私たちの未来を考えるきっかけになります。
(洛南高等学校・附属中学校 司書 匿名希望さん)

○日本社会に蔓延はびこる、同じ意見や同じような流行はやりの中でいることに安心感を覚える社会は、日本以外にもあるのだろろうか? 考え方は多様であるのが当たり前であることを再認識させてくれます。
○相手の気持ちを想像する「エンパシー」は、以前の日本にはあったような気がします。今は自分と自分のまわりの仲良しさんに合わせることが無難だと思っているのでしょう。「イイね!」がほしい人たちには「そんなに気にしなくても良いんだよ! 自分は自分で......」って言いたくなります。
○本のジャケットをみるとこの内容がわかる気がします。「老人はすべてを信じる。中年はすべてを疑う。若者はすべてを知っている。子どもはすべてにぶち当たる。」自分はどうだろう? ちゃんとわかっているのか? 今の社会はこれで良いのか? と考えさせられます。
(京都文教中学高等学校 職員  大森明枝さん)

"エンパシー:自分がその人の立場だったらどうだろうと想像する力"。
人種や格差、いろいろ違って当たり前。でも、そこにはその"想像する力"が必要です。その気づきのきっかけとなる1冊。まだ人間として"グリーン"な中高生にぜひ読んでほしいと思います。
(京都両洋高等学校 司書  中村直子さん)

お話を伺って感じ入ったのは、この「司書のイチオシ本」を町の書店さんがフェアで支えていることです。中高生が学校内で目にした展示が、そのまま町の書店でもされている状況をつくれたら、子供たちが読書に興味を持ってくれるのではないか、という思いから学校図書館と町の書店が握手したなんて、ステキすぎませんか。

京都の司書さん、書店員さん、ありがとうございます!

書店店頭でのフェアは年明けからを予定されているそうなので、京都にお住まいの方や訪問予定のある方は、ぜひ本屋さんにお立ち寄りくださいね~。

感激のあまり、えらく長くなってしまいました(「!」も連発しちゃって恥ずかしい......)。

それでは、またひょっこりお目にかかります。

編集Hでした!

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この本をできるだけ多くの人たちに読んでほしいと思っています。
応援していただけると嬉しいです。
(編集H&新潮社「チーム・ブレイディ」一同)

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