
編めば編むほどわたしはわたしになっていった
781円(税込)
発売日:2025/05/28
- 文庫
- 電子書籍あり
幸福だった子ども時代。生きづらかった制服の中。繊細に、力強く編まれた珠玉のエッセイ集。
祖母が畑で作っていた苺のやわらかさ、何に触れても心がヒリヒリとした中学生のころ、アルバイト先で出会った夫との恋、インフルエンザで入院した8歳の息子の体温。息苦しさを抱えていた少女は大人になり、毛糸と編み針を手に最初はおそるおそる、そして次第に胸を張って、人生を編みだしてゆく。誰のなかにもきっといる「あのころの少女」が顔を出す、珠玉のようにきらめくエッセイ集。
書誌情報
読み仮名 | アメバアムホドワタシハワタシニナッテイッタ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 256ページ |
ISBN | 978-4-10-106081-1 |
C-CODE | 0195 |
整理番号 | み-72-1 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 781円 |
電子書籍 価格 | 781円 |
電子書籍 配信開始日 | 2025/05/28 |
著者プロフィール
三國万里子
ミクニ・マリコ
1971年新潟県生まれ。3歳で祖母より編みものの手ほどきを受け、長じて多くの洋書から世界のニットの歴史とテクニックを学ぶ。「気仙沼ニッティング」及び「Miknits」デザイナー。著書に『編みものワードローブ』『うれしいセーター』『ミクニッツ 大物編・小物編』など多数。『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』が初のエッセイ集となる。
判型違い(単行本)
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