歪んだ複写―税務署殺人事件―
935円(税込)
発売日:1966/07/04
- 文庫
- 電子書籍あり
東京郊外で発見された、男の腐爛死体。その身元を追及しようとする二人の新聞記者は、次第に、あまりにも意外な事件の核心にふれてゆくこととなった。酒と女の供応に明け暮れしている、そんな悪徳税務署員の私行が招き寄せた、三つの殺人事件を通して、脱税に、収賄にと、腐敗しきった税務署の、驚くべき内情が描かれる。――現代の黒い霧に挑む著者の、代表的な社会派推理小説!
書誌情報
読み仮名 | ユガンダフクシャゼイムショサツジンジケン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 512ページ |
ISBN | 978-4-10-110910-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ま-1-10 |
ジャンル | 文学賞受賞作家 |
定価 | 935円 |
電子書籍 価格 | 737円 |
電子書籍 配信開始日 | 2012/08/01 |
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著者プロフィール
松本清張
マツモト・セイチョウ
(1909-1992)福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。1958年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った。
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