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樅ノ木は残った〔下〕

山本周五郎/著

880円(税込)

発売日:2003/02/19

  • 文庫
  • 電子書籍あり

人間いかに生きるべきか――。己を偽り仙台藩のため鬼と化した男・原田甲斐の姿に涙!

切腹、闇討ち、毒殺。親しき友が血を流す様を「主家大切」一義のため原田甲斐はひたすら堪え忍ぶ。藩内の権力をほしいままにする伊達兵部は他の一門と激しく対立し、ついに上訴へと発展する。評定の場で最後の賭けに出る甲斐。すべては仙台藩安堵のために――。雄大な構想と斬新な歴史観の下に、原田甲斐の肖像を刻んだ歴史長編。

  • テレビ化
    ドラマスペシャル『樅ノ木は残った』(2010年2月放映)

書誌情報

読み仮名 モミノキハノコッタ03
シリーズ名 新潮文庫
装幀 澁澤卿/カバー装画、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 512ページ
ISBN 978-4-10-113466-6
C-CODE 0193
整理番号 や-3-3
ジャンル 文学賞受賞作家
定価 880円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2012/06/01

著者プロフィール

山本周五郎

ヤマモト・シュウゴロウ

(1903-1967)山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。1926年「須磨寺附近」が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。以後、「柳橋物語」「寝ぼけ署長」「栄花物語」「樅ノ木は残った」「赤ひげ診療譚」「五瓣の椿」「青べか物語」「虚空遍歴」「季節のない街」「さぶ」「ながい坂」と死の直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。

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