捨て童子・松平忠輝〔中〕
825円(税込)
発売日:2024/09/30
- 文庫
- 電子書籍あり
いよいよ鬼子の頭角を現し始める忠輝。彼の存在を利用したい者が次々と現れるが……。
死闘と悲劇の末、若武者となった忠輝は、知的で明るく涼しげな雰囲気を漂わせ、ラテン語やキリスト教を難なく理解していった。さらに、浅草の診療所では医業に精を出し、人種や身分をこえて信頼を勝ち取っていく。そんな中、金銀山の富を背景に大久保長安はただならぬ野望を抱き始めていた。策謀渦巻く不穏な世で忠輝は、己の信念を貫き通そうとするが、宿命の日は刻々と近づいてくる……。
書誌情報
読み仮名 | ステドウジマツダイラタダテル02 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 416ページ |
ISBN | 978-4-10-117421-1 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | り-2-11 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
定価 | 825円 |
電子書籍 価格 | 825円 |
電子書籍 配信開始日 | 2024/09/30 |
著者プロフィール
隆慶一郎
リュウ・ケイイチロウ
(1923-1989)東京生れ。東大文学部仏文科卒。在学中、辰野隆、小林秀雄に師事する。編集者を経て、大学で仏語教師を勤める。中央大学助教授を辞任後、本名・池田一朗名で脚本家として活躍。映画「にあんちゃん」の脚本でシナリオ作家協会賞受賞。1984年、『吉原御免状』で作家デビュー。1989年には『一夢庵風流記』で柴田錬三郎賞を受賞。時代小説界に一時代を画すが、わずか5年の作家活動で急逝。
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