伊賀の残光
649円(税込)
発売日:2015/09/29
- 文庫
- 電子書籍あり
還暦過ぎの伊賀衆・山岡晋平。友の斬殺事件を究明せんと、江戸に澱む闇を斬る――。
その誇りに、囚われるな――。鉄砲百人組の老武士、山岡晋平。伊賀衆ながら伊賀を知らず、門番の御役目とサツキ栽培で活計(たつき)を立てていた。だがある日、伊賀同心の友が殺される。大金を得たばかりという友の死の謎を探る中、晋平は裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、そして大火の気配を嗅ぎ取った。老いてこそ怯まず、一刀流の俊傑が江戸に澱む闇を斬る。『流水浮木―最後の太刀―』改題。
書誌情報
読み仮名 | イガノザンコウ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-120091-0 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | あ-84-1 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/03/18 |
著者プロフィール
青山文平
アオヤマ・ブンペイ
1948(昭和23)年、神奈川県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターとなる。2011(平成23)年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー。2015年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞、2016年、『つまをめとらば』で直木賞を受賞。2022(令和4)年、『底惚れ』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞を受賞した。江戸中期の成熟した時代にあってなお、懸命にもがき生きる人々を描く作家として、熱烈なファンが多い。著書に『かけおちる』『伊賀の残光』『春山入り』『励み場』『半席』『跳ぶ男』『遠縁の女』『やっと訪れた春に』『江戸染まぬ』『本売る日々』『泳ぐ者』などがある。
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