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ゆうじょこう

村田喜代子/著

693円(税込)

発売日:2016/02/01

書誌情報

読み仮名 ユウジョコウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
ISBN 978-4-10-120351-5
C-CODE 0193
整理番号 む-18-1
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 693円
電子書籍 価格 693円
電子書籍 配信開始日 2016/07/22

妊娠、殺人、逃亡、そしてストライキ……遊女たちの悲哀と逞しさが胸打つ静かな感動作。

貧しさゆえ熊本の廓に売られた海女の娘イチ。廓の学校〈女紅場(じょこうば)〉で読み書きを学び、娼妓として鍛錬を積むうち、女たちの悲哀を目の当たりにする。妊娠する者、逃亡する者、刃傷沙汰で命を落とす者や親のさらなる借金のため転売される者もいた。しかし、明治の改革の風を受け、ついに彼女たちはストライキを決意する――過酷な運命を逞しく生きぬく遊女を描いた、読売文学賞受賞作。

  • 受賞
    第65回 読売文学賞 小説賞
目次
なみ(波)の上
へ(灰)がふっ(降る)と おもいだす
いやい(蟻)が な(泣)いておりも(申)した
じ(地)のそこ(底)がほげ(抜け)も(申)した
しろい ちば(血を) す(吸)いも(申)した
あたいたっちゃ(私たちは) 一つこと(おんなじに) ないもした(なり申した)
あたいは たちいお(太刀魚)に なりも(申)した
あか(赤ん坊)の たんじょっ(誕生)の ゆえごっ(祝い事)に
にんがい(人外)
ぶにせ(醜男)の しょっきち(正吉)
しょうぎ(娼妓)に おや(親)は いりませぬ
しょっがつ(正月)みてな(みたいな)日
なみ(波)の上で し(死)にまする

著者プロフィール

村田喜代子

ムラタ・キヨコ

1945(昭和20)年、福岡県北九州市八幡生れ。1985年、自身のタイプ印刷による個人誌「発表」を創刊。1987年「鍋の中」で芥川賞を受賞。1990(平成2)年「白い山」で女流文学賞を、1992年「真夜中の自転車」で平林たい子賞を、1998年「望潮」で川端康成賞を受賞した。ほかに、『花野』『蟹女』『龍秘御天歌』『八幡炎炎記』『屋根屋』『故郷のわが家』などの著書がある。

判型違い(単行本)

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