
波の音が消えるまで―第1部 風浪編―
825円(税込)
発売日:2017/07/28
- 文庫
- 電子書籍あり
青年の運命は緑の海へと投げ出された! 痛切な青春小説にして究極のギャンブル小説。
サーフィンの夢を諦め、バリ島から香港を経由し、流木のようにマカオに流れ着いた伊津航平。そこで青年を待ち受けていたのはカジノの王「バカラ」だった。失った何かを手繰り寄せるようにバカラにのめり込んでいく航平。偶然の勝ちは必要ない、絶対の勝ちを手に入れるんだ――。同じくバカラの魔力に魅入られた老人・劉の言葉に導かれ、青年の運命は静かに、しかし激しく動き出すのだった。
目次
序章 橋
第一章 暗い花火
第二章 ナチュラル
第三章 天使の涙
第四章 裏と表
第五章 しゃらくさい
第一章 暗い花火
第二章 ナチュラル
第三章 天使の涙
第四章 裏と表
第五章 しゃらくさい
書誌情報
読み仮名 | ナミノオトガキエルマデダイイチブフウロウヘン |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 田中千智/カバー装画、緒方修一/カバー装幀 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 416ページ |
ISBN | 978-4-10-123523-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | さ-7-23 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 825円 |
電子書籍 価格 | 737円 |
電子書籍 配信開始日 | 2018/01/26 |
著者プロフィール
沢木耕太郎
サワキ・コウタロウ
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学大賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2013年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。ノンフィクション分野の作品の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。
関連書籍
判型違い(単行本)
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る