
波の音が消えるまで―第3部 銀河編―
693円(税込)
発売日:2017/07/28
- 文庫
- 電子書籍あり
果てに立った青年は何を見たのか? 男たち、女たち、その運命が交錯する慟哭の結末。
劉が遺したノートにたった一言書かれた謎の言葉。あの人はついにバカラの必勝法を見出したのか? 偶然のなかに完全な必然はあったのか? その指先でバカラの深奥に触れた航平は退路を断ち、最後の賭けに打って出る――。もう後戻りなどしない。勝つためではなく、生を濃く生きるために。世界を掴み、神になるために。幾多の河を渡り、最後の岸辺に着いた青年は何を見たのか。激動の完結編。
目次
第十二章 罪と罰
第十三章 汚れた手
第十四章 仮面
第十五章 波の底
第十六章 銀河を渡る
終章 門
第十三章 汚れた手
第十四章 仮面
第十五章 波の底
第十六章 銀河を渡る
終章 門
解説 松浦寿輝
書誌情報
読み仮名 | ナミノオトガキエルマデダイサンブギンガヘン |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
装幀 | 田中千智/カバー装画、緒方修一/カバー装幀 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 384ページ |
ISBN | 978-4-10-123525-7 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | さ-7-25 |
ジャンル | 文芸作品 |
定価 | 693円 |
電子書籍 価格 | 693円 |
電子書籍 配信開始日 | 2018/01/26 |
著者プロフィール
沢木耕太郎
サワキ・コウタロウ
1947年、東京生れ。横浜国大卒業。『若き実力者たち』でルポライターとしてデビューし、1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学大賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2006年『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2013年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。ノンフィクション分野の作品の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。
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