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ごんぎつねの夢

本岡類/著

781円(税込)

発売日:2024/04/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

「犯人」は原稿の中にいた! クラス会での発砲事件、謎の犯行計画。ミステリーの傑作!

15年ぶりのクラス会にキツネ面の男が乱入し、散弾銃を発砲した。SATにより射殺された犯人は、なんと恩師だった。幹事の有馬に託されたメッセージは「ごんぎつねの夢を広めてくれ」。次第に見えてくる恩師の過去、名作「ごんぎつね」にまつわる哀しい史実、消えたかつての同級生の秘密……。探索の果て、周到な計画と謎の原稿に隠された真相が明らかになる。切なさと希望に満ちたミステリー。

目次
第一章 「ごんぎつね先生」の最期
第二章 文化祭の記憶
第三章 新美南吉の生まれ変わり
第四章 新美南吉と宮沢賢治
第五章 死者から届いたDVD
第六章 「ごん」をった女
第七章 人生のいちばん最後にすること
第八章 17分間の空中デート
第九章 ごんぎつねの見た夢
解説 伊与原 新

書誌情報

読み仮名 ゴンギツネノユメ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 広瀬達郎(新潮社写真部)/カバー写真、Elmar Akhmetov/カバー写真、Gallery Stock/カバー写真、アフロ/カバー写真、新潮社装幀室/デザイン
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 368ページ
ISBN 978-4-10-127612-0
C-CODE 0193
整理番号 も-37-2
ジャンル 文芸作品
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2024/04/24

著者プロフィール

本岡類

モトオカ・ルイ

1951(昭和26)年、千葉県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社に入社。1981年「歪んだ駒跡」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。1993(平成5)年には、『真冬の誘拐者』が直木賞候補となる。主な小説に、『鎖された旅券』『羊ゲーム』『夏の魔法』『愛の挨拶』など。また、母親の介護をきっかけにヘルパー2級の資格を取得、特別養護老人ホームに勤務した経験を書いたノンフィクション『介護現場は、なぜ辛いのか 特養老人ホームの終わらない日常』をはじめ、『大往生したいなら老人ホーム選びは他人にまかせるな!』などがある。小説の近著としては『聖乳歯の迷宮』がある。

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