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聖灰の暗号〔下〕

帚木蓬生/著

649円(税込)

発売日:2009/12/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

人はなぜ、違いを憎み、殺しあうのか。あなたの胸に問いかける感動巨編。

長き眠りから覚めた古文書は、須貝たちの胸を揺さぶった。神を仰ぎ慎ましく暮らしてきた人びとがなぜ、聖職者により、残酷な火刑に処されなければならなかったのか。そして、恋人たちの目前で連続する奇怪な殺人事件。次々と暗号を解いてきた須貝とクリスチーヌの行く手には、闇が顎を開けていた。遥かな過去、遠きヨーロッパの地から、いま日本人に問いかける、人間という名の難問。

書誌情報

読み仮名 セイハイノアンゴウ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 400ページ
ISBN 978-4-10-128820-8
C-CODE 0193
整理番号 は-7-20
ジャンル ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
定価 649円
電子書籍 価格 715円
電子書籍 配信開始日 2014/11/21

著者プロフィール

帚木蓬生

ハハキギ・ホウセイ

1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。2024年10月現在は精神科医。1993(平成5)年『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、1995年『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、1997年『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年『水神』で新田次郎文学賞、2011年『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、2012年『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、2013年『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、2018年『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞。『国銅』『風花病棟』『天に星 地に花』『受難』『悲素』『襲来』『花散る里の病棟』といった小説のほか、ギャンブル依存に関する新書や選書、児童書などにも多くの著作がある。

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