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インテリジェンス人間論

佐藤優/著

605円(税込)

発売日:2010/10/28

  • 文庫
  • 電子書籍あり

権力者はだから面白い。古今20余人の精神構造を丸裸! 秘話満載の異色人物論集。

権力者はだから面白い。外務省在籍時代に間近で接した、歴代総理やロシア首脳の意外な素顔、さらには誰もが知る歴史上の人物の精神にひそむ生々しい野心と欲望に、インテリジェンスの視点から切り込んだ異色の人物論集。国際政治の最前線で、外交の武器となる人間観察力を磨いた著者ならではの、ディープな知見と圧倒的な筆力で驚くべき、でも愛すべき権力者の真実の姿を炙り出す。

目次
まえがき
第一話 鈴木宗男の哀しみ
第二話 橋本龍太郎と日露外交
第三話 私が見た「人間・橋本龍太郎」
第四話 小渕恵三の“招き猫”
第五話 新キングメーカー「森喜朗」秘話
第六話 死神プーチンの仮面を剥げ
第七話 プーチン後継争いに見る凄まじき「男の嫉妬」
第八話 日露対抗「権力と男の物語」
第九話 「異能の論客」蓑田胸喜の生涯
第十話 怪僧ラスプーチンとロシアン・セックス
第十一話 スパイ・ゾルゲ「愛のかたち」
第十二話 金日成のレシピー
第十三話 有末精三のサンドウィッチ
第十四話 「アジアの闇」トルクメニスタンの行方
第十五話 インテリジェンスで読み解く「ポロニウム210」暗殺事件
第十六話 不良少年「イエス・キリスト」
第十七話 二十一世紀最大の発見「ユダの福音書」
第十八話 ラスプーチン、南朝の里を訪ねる
第十九話 ティリッヒ神学とアドルノ
あとがき
文庫版あとがき
解説 香山リカ

書誌情報

読み仮名 インテリジェンスニンゲンロン
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 352ページ
ISBN 978-4-10-133173-7
C-CODE 0195
整理番号 さ-62-3
ジャンル 政治、ノンフィクション
定価 605円
電子書籍 価格 671円
電子書籍 配信開始日 2015/09/11

著者プロフィール

佐藤優

サトウ・マサル

1960年生れ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英大使館、在露大使館などを経て、1995年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴され、東京拘置所に512日間勾留。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年6月に最高裁で上告棄却、執行猶予付き有罪確定で外務省を失職。2013年6月に執行猶予期間を満了、刑の言い渡しが効力を失った。2005年、自らの逮捕の経緯と国策捜査の裏側を綴った『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。以後、作家として外交から政治、歴史、神学、教養、文学に至る多方面で精力的に活動している。主な単著は『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『獄中記』『私のマルクス』『交渉術』『紳士協定―私のイギリス物語』『先生と私』『いま生きる「資本論」』『神学の思考―キリスト教とは何か』『君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話』『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞)、『それからの帝国』など膨大で、共著も数多い。2020年、その旺盛で広範な執筆活動に対し菊池寛賞を贈られた。

判型違い(単行本)

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