ホーム > 書籍詳細:晴子情歌〔下〕

晴子情歌〔下〕

高村薫/著

737円(税込)

発売日:2013/04/30

  • 文庫

『冷血』へと繋がる、圧倒的傑作。政略結婚、血の濁り。戦争、流転、情愛。人間ドラマの全てがここにある。

両親を失った晴子は福澤家で奉公を始める。三男二女を擁する富と権力の家──その血脈は濁っていた。やがて運命に導かれるように、末弟たる異端児淳三と結婚する。一方、母の告白により出生の秘密を知った彰之は、苛酷な漁に従事しながら、自らを東京の最高学府から凍てつく北の海にまで運んだ過去を反芻する。旅の終りに母子が観た風景とは。小説の醍醐味、その全てがここにある。

目次
第三章 野辺地
第四章 青い庭

書誌情報

読み仮名 ハルコジョウカ2
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 416ページ
ISBN 978-4-10-134724-0
C-CODE 0193
整理番号 た-53-32
ジャンル 文芸作品、文学賞受賞作家
定価 737円

著者プロフィール

高村薫

タカムラ・カオル

1953(昭和28)年、大阪市生まれ。作家。1990年『黄金を抱いて翔べ』でデビュー。1993年『マークスの山』で直木賞受賞。著書に『晴子情歌』『新リア王』『太陽を曳く馬』『空海』『土の記』等。

関連書籍

判型違い(単行本)

この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

感想を送る

新刊お知らせメール

高村薫
登録
文芸作品
登録
文学賞受賞作家
登録

書籍の分類