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琉球布紀行

澤地久枝/著

935円(税込)

発売日:2004/03/28

  • 文庫

沖縄の風と光に育まれた布の生命を辿る旅。芭蕉布、紅型、宮古上布、花織――多彩な布のものがたり。

琉球の布への夢に憑かれて、著者は島から島へと旅をし、沖縄本島でも南から北まで歩いた。そして染織の根気のいる仕事を成し遂げ、その生活を支えてきた女たちの手仕事の実際を知り、問わず語りに、沖縄戦の苛酷な体験を聞く。琉球の布を訪ねて旅することは、作り手たちが背負っている人生を訪ねることだった――琉球の布と作り手の物語を、きものを愛する著者が愛情をこめて綴る。

書誌情報

読み仮名 リュウキュウヌノキコウ
シリーズ名 新潮文庫
発行形態 文庫
判型 新潮文庫
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-138804-5
C-CODE 0195
整理番号 さ-15-4
ジャンル エッセー・随筆、彫刻・工芸
定価 935円

著者プロフィール

澤地久枝

サワチ・ヒサエ

1930(昭和5)年、東京都生れ。早稲田大学卒。中央公論社の編集者を経て、1972年、『妻たちの二・二六事件』を書き、作家として出発。『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞)、『記録ミッドウェー海戦』(菊池寛賞)、『滄海(うみ)よ眠れ』(全6巻)、『完本昭和史のおんな』など、多数の著作がある。

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