雪の果て―人情江戸彩時記―
649円(税込)
発売日:2016/04/28
- 文庫
- 電子書籍あり
困難な愛に生きる男と女。江戸の名所を舞台に展開する、感涙の傑作人情時代小説四編。
貞次郎の想い人、弥生は心ならずも目付神崎に嫁いだ。貞次郎は奸計に遭って、神崎の腕を斬り脱藩。江戸での潜伏の日々、神崎の参府と弥生の出奔を知り……(「雪の果て」)。餅菓子を売りながら女手ひとつで幼子を育てるおみさの前に、父親になるはずの男が五年ぶりに現れたのだが、幕吏に追われる身となっていた(「梅香餅」)。女たちのはかなくも強靱な愛の姿を炙り出す傑作人情譚四編。
書誌情報
読み仮名 | ユキノハテニンジョウエドサイジキ |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-139163-2 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | ふ-46-3 |
ジャンル | 歴史・時代小説 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2016/10/28 |
著者プロフィール
藤原緋沙子
フジワラ・ヒサコ
高知県生れ。立命館大学文学部卒。人情時代小説の名手として、リアリティあふれる物語空間の創出、意外性に満ちたストーリー、魅力的な人物造形などが高く評価される。主な作品に『茶筅の旗』『番神の梅』『龍の袖』等、また代表的なシリーズに『藍染袴お匙帖』『隅田川御用帳』『橋廻り同心・平七郎控』『見届け人秋月伊織事件帖』『浄瑠璃長屋春秋記』『渡り用人片桐弦一郎控』『人情江戸彩時記』『千成屋お吟』『切り絵図屋清七』『秘め事おたつ』『へんろ宿』等がある。
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