
風の墓碑銘(エピタフ)〔下〕
649円(税込)
発売日:2009/01/28
- 文庫
- 電子書籍あり
惨殺された父姉、消えた母……やり場のない悲しみが凍りつく。もつれ合う謎と謎が一気に氷解する傑作長篇。
白骨死体、今川老人殺害事件、父娘惨殺事件。これらの事件に関連はあるのか。音道の立てたある仮説は、深く重く沈殿しつつあった捜査を大きく動かした。一方、刑事を騙る男が捜査を攪乱する。目的は何なのか。誰が情報を漏洩しているのか。深まる謎と謎が交錯し、溶け合っていく──。人間の欲望という業が生み落としていく悲しみをスリリングに描くシリーズ最高潮の人間ドラマ。
目次
第四章
第五章
第六章
第五章
第六章
エピローグ
解説 池上冬樹
解説 池上冬樹
書誌情報
読み仮名 | カゼノエピタフ2 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 336ページ |
ISBN | 978-4-10-142548-1 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | の-8-8 |
ジャンル | ミステリー・サスペンス・ハードボイルド、文学賞受賞作家 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 605円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/12/05 |
著者プロフィール
乃南アサ
ノナミ・アサ
1960(昭和35)年、東京生れ。早稲田大学中退後、広告代理店勤務などを経て、作家活動に入る。1988年『幸福な朝食』が日本推理サスペンス大賞優秀作になる。1996(平成8)年『凍える牙』で直木賞を、2011年『地のはてから』で中央公論文芸賞を、2016年『水曜日の凱歌』で芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。他に『ボクの町』『団欒』『風紋』『晩鐘』『鎖』『嗤う闇』『しゃぼん玉』『ウツボカズラの夢』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ニサッタ、ニサッタ』『犯意』(共著)『六月の雪』『チーム・オベリベリ』『家裁調査官・庵原かのん』『雫の街─家裁調査官・庵原かのん─』、エッセイ集『いのちの王国』『ミャンマー』『地球の穴場』『美麗島紀行』『美麗島プリズム紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『犬棒日記』など著書多数。巧みな人物造形、心理描写が高く評価されている。
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