炎舞館の殺人
649円(税込)
発売日:2021/07/28
- 文庫
- 電子書籍あり
その館では灼熱密室で謎が燃える――。
欠落を抱える者たちが陶芸で身を立てる山奥の函型の館。師匠が行方不明となり、弟子たちの間で後継者をめぐる確執が生じる。諍いが決定的になったとき、窯のなかでばらばら死体が発見された。奇怪なことに、なぜか胴体だけが持ち去られていた。炎の完全犯罪は何を必要とし、何を消したのか。過去の事件と残酷な宿命が絡み、美しく哀しい「罪と罰」が残される。本格ミステリーの傑作。
目次
一 夏季屋家
断章 横濱異譚 ――ある殺人鬼の過去
二 獄の火熾し
三 獄の捨て炙り
断章 横濱異譚 ――ある聲のない少女の過去
四 獄の炙り
五 獄の攻め焚き
断章 横濱異譚 ――ある二人の過去
六 獄のねらし
七 獄の窯出し
断章 横濱異譚 ――ある殺人鬼と使用人探偵
八 獄の再燃
断章 横濱異譚 ――使用人探偵の独白
終章 死の景色
断章 横濱異譚 ――ある殺人鬼の過去
二 獄の火熾し
三 獄の捨て炙り
断章 横濱異譚 ――ある聲のない少女の過去
四 獄の炙り
五 獄の攻め焚き
断章 横濱異譚 ――ある二人の過去
六 獄のねらし
七 獄の窯出し
断章 横濱異譚 ――ある殺人鬼と使用人探偵
八 獄の再燃
断章 横濱異譚 ――使用人探偵の独白
終章 死の景色
書誌情報
読み仮名 | エンブヤカタノサツジン |
---|---|
シリーズ名 | 新潮文庫nex |
装幀 | 六七質/カバー装画、鈴木久美/カバーデザイン、川谷デザイン/フォーマットデザイン |
発行形態 | 文庫、電子書籍 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 272ページ |
ISBN | 978-4-10-180221-3 |
C-CODE | 0193 |
整理番号 | つ-37-5 |
ジャンル | 文学・評論 |
定価 | 649円 |
電子書籍 価格 | 649円 |
電子書籍 配信開始日 | 2021/07/28 |
著者プロフィール
月原渉
ツキハラ・ワタル
1978(昭和53)年神奈川県生れ。2010(平成22)年、『太陽が死んだ夜』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。他に『世界が終わる灯』『月光蝶―NCIS特別捜査官―』『使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―』『首無館の殺人』『犬神館の殺人』『鏡館の殺人』『炎舞館の殺人』『九龍城の殺人』『すべてはエマのために』『火祭りの巫女』『オスプレイ殺人事件』などがある。個性的な作品を発表し続けるミステリの新鋭。日本推理作家協会会員。
関連書籍
この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。
感想を送る