夢判断〔下〕
935円(税込)
発売日:1969/11/12
- 文庫
精神分析の創始者フロイトは、人間の心の大部分は無意識である、とし、日常生活において抑圧を受け、無意識界におしこめられた欲求が、錯誤行為あるいは夢として現われる、と説く。本書においてフロイトは、人間心理の根源に性愛衝動をおき、夢における象徴的表現、夢における知的業績、夢の中の情動、願望充足について、などを論じ、人間の深層心理と夢の関係を興味深く展開する。
書誌情報
読み仮名 | ユメハンダン2 |
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シリーズ名 | 新潮文庫 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
頁数 | 528ページ |
ISBN | 978-4-10-203804-8 |
C-CODE | 0111 |
整理番号 | フ-7-2 |
ジャンル | 心理学 |
定価 | 935円 |
著者プロフィール
フロイト
Freud,Sigmund
(1856-1939)1856年モラヴィアのフライベルク(現チェコ)生まれ。父は貧しいユダヤ羊毛商だった。ウィーン大学卒業後、病院勤務や大学講師を経て、ウィーンで開業医となる。人間の心の大部分は無意識の領域であることを発見、従来の催眠治療に代わる「自由連想法」による治療技術としての精神分析を確立。その理論は社会的に反発も多かったが、徐々に浸透し、20世紀前半の思想界、文学界等に与えた影響は測り知れない。主な著書に『夢判断』『精神分析入門』など。ナチスを逃れ亡命先のロンドンで1939年に病死。
高橋義孝
タカハシ・ヨシタカ
(1913-1995)東京生れ。東大独文科卒。九大、名大、桐朋学園大等で独文学教授を歴任。翻訳の他、評論、随筆でも高い評価を得た。『森鴎外』(読売文学賞)『現代不作法読本』『文学研究の諸問題』『近代芸術観の成立』等著書多数。
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