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決定版カフカ短編集

フランツ・カフカ/著 、頭木弘樹/編

781円(税込)

発売日:2024/04/24

  • 文庫
  • 電子書籍あり

これだけは読んでおきたいカフカ! 今なお世界中に影響を与え続ける作家の決定版短編集。

この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽われてぼくのなかから生れてきた――。父親との対峙を描く「判決」、特殊な拷問器具に固執する士官の告白「流刑地にて」、檻の中での断食を見世物にする男の生涯を追う「断食芸人」。遺言で原稿の焼却を頼むほど自作への評価が厳しかったカフカだが、その中でも自己評価が高かったといえる15編を厳選。20世紀を代表する巨星カフカの決定版短編集。

目次
判決
火夫
けいにて
田舎医者
だんじき芸人
父の気がかり
天井じきにて
最初の悩み
万里の長城
おきての問題
市の紋章
ぐうについて
ポセイドーン
猟師グラフス
独身者の不幸
編者解説 頭木弘樹

書誌情報

読み仮名 ケッテイバンカフカタンペンシュウ
シリーズ名 新潮文庫
装幀 緒方修一/カバー装幀
発行形態 文庫、電子書籍
判型 新潮文庫
頁数 256ページ
ISBN 978-4-10-207106-9
C-CODE 0197
整理番号 カ-1-4
ジャンル 文芸作品
定価 781円
電子書籍 価格 781円
電子書籍 配信開始日 2024/04/24

著者プロフィール

(1883-1924)オーストリア=ハンガリー帝国領のプラハで、ユダヤ人の商家に生れる。プラハ大学で法学を修めた後、肺結核に斃れるまで実直に勤めた労働者傷害保険協会での日々は、官僚機構の冷酷奇怪な幻像を生む土壌となる。生前発表された「変身」、死後注目を集めることになる「審判」「城」等、人間存在の不条理を主題とするシュルレアリスム風の作品群を残している。現代実存主義文学の先駆者。

頭木弘樹

カシラギ・ヒロキ

文学紹介者。筑波大学卒。編訳書に『絶望名人カフカの人生論』『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ』『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』など。

「絶望名人カフカ」頭木ブログ (外部リンク)

頭木弘樹(@kafka_kashiragi) | X (外部リンク)

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