
ナショナル・ストーリー・プロジェクトI
737円(税込)
発売日:2008/12/22
- 文庫
猫がボールを木の枝から落としてくれた。グラブも、バットも、悠然と。←それは確かに起こったこと。全米選りすぐりの実話、胸を打つ180篇。
「誰かがこの本を最初から最後まで読んで、一度も涙を流さず一度も声を上げて笑わないという事態は想像しがたい」。元はラジオ番組のためにオースターが全米から募り、精選した「普通の」人々の、ちょっと「普通でない」実話たち――。彼の小説のように不思議で、切なく、ときにほろっとさせられ、ときに笑いがこみ上げる。名作『トゥルー・ストーリーズ』と対になるべき180もの物語。
書誌情報
| 読み仮名 | ナショナルストーリープロジェクト1 |
|---|---|
| シリーズ名 | 新潮文庫 |
| 発行形態 | 文庫 |
| 判型 | 新潮文庫 |
| 頁数 | 368ページ |
| ISBN | 978-4-10-245111-3 |
| C-CODE | 0198 |
| 整理番号 | オ-9-11 |
| ジャンル | エッセー・随筆、評論・文学研究、ノンフィクション |
| 定価 | 737円 |
著者プロフィール
ポール・オースター
Auster,Paul
(1947-2024)1947年、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。コロンビア大学卒、同大学院中退後に渡仏し、数年間、各国を放浪した。詩、評論、翻訳などを手がけた後、1985年から1986年にかけて『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の「ニューヨーク三部作」で世界的に注目された。以後、現代アメリカ文学を代表する作家として第一線で活躍。2024年に翻訳された800頁88万字の超大作『4321』は話題を集めた。2024年死去。『バウムガートナー』はポール・オースター最後の小説である。
柴田元幸
シバタ・モトユキ
1954年、東京都生まれ。米文学者、翻訳家、東京大学名誉教授。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、トマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞、翻訳の業績により早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞した。文芸誌「MONKEY」編集長をつとめ、現代アメリカ文学にとどまらず、幅広い文芸作品を翻訳紹介している。



































