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日本アルプスのライチョウ

水越武/著 、中村浩志/解説

6,050円(税込)

発売日:2020/03/25

書誌情報

読み仮名 ニホンアルプスノライチョウ
装幀 水越武/写真、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍
判型 A4判変型
頁数 119ページ
ISBN 978-4-10-315233-0
C-CODE 0072
定価 6,050円

孤高の山岳写真家・水越武が綴る「山恋の歌」、ここに完結!

いつの日かこの神秘的なライチョウをとりあげた「物語」をまとめてみたい……80歳を超えてなお厳冬期のアルプスに分け入る山岳写真家・水越武が、半世紀にわたり追い続けた“神の鳥”ライチョウの知られざる生態と、ライフワークである日本アルプスの四季折々の壮大な風景を併せた集大成の写真集。

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“愛のような夢”を実現した写真集

写真

 世界にその名を知られる山岳写真家であり、御歳80を超えた今なお厳冬期の日本アルプスに分け入る孤高の登山家、水越武さんには、若い頃からずっと抱いていた夢があった――いつかこの神秘的なライチョウをとりあげた「物語」をまとめてみたい――。半世紀にわたり、世界中の山岳や森林の撮影を続ける中で、常に意識し続けてきたもうひとつのテーマが「ライチョウ」だった。
 2015年、山岳写真の集大成となるモノクロームの写真集『真昼の星への旅』(小社刊)を刊行すると、水越さんはすぐに次なる夢、本人のお言葉を借りれば「時を経ても変わることのない愛のような夢」を実現するための準備にとりかかった。これまで撮り続けてきたライチョウの写真を見直す傍ら、謎とされてきたライチョウの越冬地を新たに撮影するため、雪深い晩冬の白馬岳にも分け入った。
 本書の編集に際し、水越さんはライチョウの写真のみならず、彼らが生息している場であり、水越さん自身のライフワークでもある日本アルプスの山岳写真も多数、候補として選んでいた。『真昼の星への旅』でモノクロームで展開された日本アルプスの風景が、本書ではフルカラーで多数登場する。

Image

 特別天然記念物にして絶滅危惧種――そんなライチョウの生態や現状とともに、「日本のライチョウはなぜ人間を恐れないのか?」など、日本人とライチョウの歴史的な関係や文化史も含め、様々な角度から読み解くコラムも収録。解説は、盟友であり、ライチョウ研究の第一人者である中村浩志さん(信州大学名誉教授)が執筆した。
 水越武が全身全霊を込めて、ライチョウへの、山への熱い想いを結実させた1冊――必見です!

(担当編集者)
波 2020年4月号より
単行本刊行時掲載

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著者プロフィール

水越武

ミズコシ・タケシ

1938年愛知県生まれ。写真家。東京農業大学林学科中退後、1965年から田淵行男氏に師事。講談社出版文化賞、土門拳賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞。主な写真集/著書に『穂高 光と風』(1986年 グラフィック社)、『HIMALAYA』(1993年 講談社)、『森林列島』(1998年 岩波書店)、『熱帯雨林』(2001年 岩波書店)、『知床 残された原始」(2008年 岩波書店)、『わたしの山の博物誌』(2009年 新潮社)、『熱帯の氷河』(2009年 山と渓谷社)、『月に吠えるオオカミ―写真をめぐるエセー』(岩波書店 2013年)など多数。

中村浩志

ナカムラ・ヒロシ

1947年長野県生まれ。信州大学教育学部卒、京都大学理学部博士課程修了。理学博士。1980年信州大学助手、1992年同大学教授。2012年同大学退職、名誉教授。日本鳥学会元会長。2020年3月現在、一般財団法人中村浩志国際鳥類研究所代表理事。専門は鳥類生態学。

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