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旅する力―深夜特急ノート―

沢木耕太郎/著

1,760円(税込)

発売日:2008/11/28

書誌情報

読み仮名 タビスルチカラシンヤトッキュウノート
発行形態 書籍
判型 四六判変型
頁数 290ページ
ISBN 978-4-10-327513-8
C-CODE 0095
ジャンル エッセー・随筆、歴史・地理・旅行記
定価 1,760円

誰もが憧れ、夢見た〈深夜特急〉の旅。遂に、あの旅が、終わる――。

何万もの熱狂的読者を持ち、バックパッカーのバイブルと呼ばれ、既に古典の風格すら備えている『深夜特急』。第三便の刊行から十六年の時を経て、遂に〈最終便〉が走り出す! 本編には書かれていない裏話や、沢木耕太郎ができるまで、ともいうべきデビュー直後の秘話など、旅に関する文章の集大成となる、初の長編エッセイ。

目次
序章 旅を作る
人は旅をする。だが、その旅はどこかに在るものではなく、旅をする人が作るのだ。「余儀ない旅」ではなく、「夢見た旅」を始めようとするとき……
第一章 旅という病
もし旅が病だとすれば、私がそれに冒されたのはいつのことだったのだろう。幼いころ、ひとり電車に乗って行ったあの旅においてだったのだろうか……
第二章 旅の始まり
果たして陸路でロンドンまで行けるのだろうか? 不安を抱えたまま躊躇していた私の背中を押してくれたのは、雑誌に載ったある文章の一節だった……
第三章 旅を生きる
その旅における最大の幸運は、第一歩を踏み出したのが香港だということだった。そこから徐々に異国というものに慣れていくことができたからだ……
第四章 旅の行方
一年後に旅から帰ってきた私は、以前とあまり変わらない日常に戻っていった。『深夜特急』を書くという、もうひとつの、さらに長い旅が待っているとは知らないまま……
第五章 旅の記憶
いくつになっても旅はできる。しかし、旅にはその年齢にふさわしい旅というのがあるのかもしれない。その年齢でなければできない旅が……
終章 旅する力
旅は自分の「背丈」がどれほどのものかを教えてくれる。だが。その「背丈」を高くしてくれるのも、困難を切り抜けていく中での旅であるかもしれないのだ……
あとがき

著者プロフィール

沢木耕太郎

サワキ・コウタロウ

1947年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行している。2006年に『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞。近年は長編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』を刊行。ノンフィクション分野の仕事の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。

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