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青とうずしお

ドリアン助川/著

2,365円(税込)

発売日:2025/11/27

  • 書籍
  • 電子書籍あり

誰にだって、もう一度会いたい人がいる──。

四十年ぶりに、高校時代を過ごした淡路島を訪れた圭介。かつて打ち込んだ人形浄瑠璃部の仲間の思いがけない歓迎と恩師の死を機に、島を去る原因となった出来事と向き合い始める。それは運命に抗い、恋に溺れ、島を駆けた夜のことだった──。ベストセラー『あん』の著者が贈る、名もなき人々の人生を力強く肯定する最新長篇。

目次

序章 伝わらなかった言葉
第一章 うずしお高校人形浄瑠璃部
第二章 秘密の稽古場
第三章 弁慶の足
第四章 鮎屋の滝
第五章 本当の味
第六章 鬼の心
第七章 青い絵

書誌情報

読み仮名 アオトウズシオ
装幀 木内達朗/装画、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 336ページ
ISBN 978-4-10-339832-5
C-CODE 0093
ジャンル 文学・評論
定価 2,365円
電子書籍 価格 2,365円
電子書籍 配信開始日 2025/11/27

著者プロフィール

ドリアン助川

ドリアン・スケガワ

1962年、東京生まれ。明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。放送作家・海外取材記者を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。長野パラリンピック大会歌「旅立ちの時」作詞者。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。担当したニッポン放送『正義のラジオ! ジャンベルジャン!』が放送文化基金賞を受賞。2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆活動を開始。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングフィルムとなる。また小説そのものもフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど24言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞(Le Prix des Lecteurs du Livre de Poche)」を受賞、2023年にはリヨン第3大学より「翻訳作品賞」を受賞。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。近著に『動物哲学物語 確かなリスの不確かさ』『太陽を掘り起こせ』『幸運であるトムとセセリチョウの世界』など著書多数。Podcast「ドリアン助川 ECHO WORDS」を配信中。

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