
キテレツ絵画の逆襲─「日本洋画」再発見─
2,750円(税込)
発売日:2025/09/25
- 書籍
日本と西洋がぶつかり合う、型破りな美を目撃せよ!
著者プロフィール
三浦篤
ミウラ・アツシ
1957年、島根県生まれ。大原美術館館長。東京大学名誉教授。専門は西洋近代美術史、日仏美術交流史。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。パリ第4大学にて文学博士号(美術史)取得。フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。紫綬褒章受章。『近代芸術家の表象―マネ、ファンタン=ラトゥールと1860年代のフランス絵画』(2006年、サントリー学芸賞)、『エドゥアール・マネ―西洋絵画史の革命』(2018年)、『移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画』(2021年、和辻哲郎文化賞、芸術選奨文部科学大臣賞)など、著書多数。
森村泰昌
モリムラ・ヤスマサ
美術家。1951年大阪生まれ。両親は緑茶商。京都市立芸術大学卒。高校、大学の非常勤講師を経て、1985年の『肖像(ファン・ゴッホ)』を皮切りに、写真によるセルフポートレイト作品を次々に発表。「美術史シリーズ」や「女優シリーズ」で知られる。1988年、ベネチア・ビエンナーレのアペルト部門に出品、国際的な注目を集める。京都府文化賞功労賞(2006)、芸術選奨文部科学大臣賞(2007)受賞。主な展覧会に「美に至る病/女優になった私」(横浜美術館 1996)、「空装美術館/絵画になった私」(東京都現代美術館ほか 1998)、「私の中のフリーダ」(原美術館ほか 2001)、「森村泰昌―美の教室、静聴せよ―」(熊本市現代美術館、横浜美術館 2007)、「なにものかへのレクイエム」(東京都写真美術館ほか 2010)など。主な著書に『芸術家Mのできるまで』(筑摩書房)、『卓上のバルコネグロ』(青幻舎)、『「美しい」ってなんだろう?』(理論社)、『フリーダ・カーロのざわめき』(新潮社)、『手の美術史』、『全女優』(ともに二玄社)ほか多数。