維新がなければ、世に出られなかった熊本の陪々臣の三男、井上毅は肺を病むほどに学び、大久保利通と伊藤博文らに見出され、立憲政体の詔勅、大日本帝国憲法と教育勅語の起草など近代国家の礎を言葉にしていく。大隈重信、岩倉具視、星亨、牧野伸顕などの英傑もクセが強く、黎明期の明治は熱く面白いと見直す記念碑的傑作。
書誌情報
| 読み仮名 |
ケンランノホウ |
| 雑誌から生まれた本 |
小説新潮から生まれた本
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| 発行形態 |
書籍 |
| 判型 |
四六判変型 |
| 頁数 |
624ページ |
| ISBN |
978-4-10-356511-6 |
| C-CODE |
0093 |
| ジャンル |
文芸作品 |
| 定価 |
3,630円 |