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人間自身―考えることに終わりなく―

池田晶子/著

1,320円(税込)

発売日:2007/04/18

  • 書籍

すべての死因は、生まれたことにある――。池田晶子の“哲学エッセイ”最終巻。

「人は病気で死ぬのではない。生まれたから死ぬのだ」「人生とは知らないものを生きること」「大事なのはお金ではない、と教えることこそが教育である」――。生きて死ぬ、我々の存在の不思議を生涯考え、日常の言葉で問い続けた哲学の巫女が、死の直前まで綴った週刊新潮人気連載の単行本化、完結編。曰く「さて死んだのは誰なのか」。

目次
【I】
自殺のすすめ
核の行方
国家の品格
大御心と私たち
生死は平等である
奇跡のほんとう
お釈迦様でも
なりものが好き
男女は平等である
億万長者の責務
お父さんの教育
無知の無知より
子供がほしい
災難の心得
どうすればいいのか
【II】
天才とはどういう人か
「プロ」といえる人
人生の大事はカネでないことを教えよ
麻原彰晃の死刑確定について思うこと
「正しい」言葉とは何か
小林秀雄 様
性欲を昇華する哲学者
舌出しペコちゃんの会社
【III】
いじめの憂鬱
学者の魂
第三の性
ご苦労さまでした
名を名のれ
厚かましいNHK
お正月の復権
銀河も我も
人間は堕落する
善悪雑感
好かれていたい
閣僚の問題発言
広告きらい
混浴の温泉場
墓碑銘

書誌情報

読み仮名 ニンゲンジシンカンガエルコトニオワリナク
雑誌から生まれた本 週刊新潮から生まれた本
発行形態 書籍
判型 四六判
頁数 160ページ
ISBN 978-4-10-400109-5
C-CODE 0095
ジャンル エッセー・随筆、ビジネス・経済
定価 1,320円

著者プロフィール

池田晶子

イケダ・アキコ

(1960-2007)1960年東京生まれ。文筆家。慶応大学文学部哲学科卒業。専門用語を使わず、哲学するとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立した。2007年2月23日、死去。著書『知ることより考えること』『勝っても負けても―41歳からの哲学―』『41歳からの哲学』『2001年哲学の旅』『死と生きる―獄中哲学対話―』(以上、すべて新潮社)、『14歳の君へ』(毎日新聞社)、『14歳からの哲学』『人生のほんとう』(以上、トランスビュー)、『新・考えるヒント』(講談社)など。

(池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞 (外部リンク)

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