決定版カーネギー 道は開ける―あらゆる悩みから自由になる方法―
1,540円(税込)
発売日:2014/02/21
- 書籍
- 電子書籍あり
ほんの少しの行動で、人生は劇的に変わる。歴史的ベストセラーの画期的新訳登場!
「将来のことが心配で眠れない」「昨日の失敗で気が重い」――。なぜ私たちは心や身体が壊れるまで悩んでしまうのか。数千人の悩みと向き合ってきたカーネギーが綴る「不安、心配、悩み」の克服法。読めば前向きに、健やかに生きられる! 驚くほど読みやすい画期的かつ大胆な新訳と、本文デザインで甦る「本当のカーネギー」。
目次
まえがき この本はなぜ書かれたのか? あなたには何が必要なのか?
この本を読む前に 9つの約束
この本を読む前に 9つの約束
第1章 不安と悩みが消えない人へ
1 昨日のことは忘れよう。明日のことに思い悩むな。
2 最悪の状態を受け入れたとき奇跡が始まる。
3 健康でいることが本当の成功である。
2 最悪の状態を受け入れたとき奇跡が始まる。
3 健康でいることが本当の成功である。
第2章 すべての問題は消去できる
4 事実を集めるだけで問題解決に近づく。
5 悩みは4つの質問で50%減る。
5 悩みは4つの質問で50%減る。
第3章 自分を壊さないために
6 行動は不安を消去する。
7 小さなことにくよくよするな。
8 心配や不安は的中しないことのほうが多い。
9 あるなら探そう。ないならあきらめよう。
10 価値に見合った投資を行う。
11 愚かな人は過去を変える。賢い人は未来を変える。
7 小さなことにくよくよするな。
8 心配や不安は的中しないことのほうが多い。
9 あるなら探そう。ないならあきらめよう。
10 価値に見合った投資を行う。
11 愚かな人は過去を変える。賢い人は未来を変える。
第4章 幸せになるための科学的方法
12 思考が変われば行動が変わる。行動が変われば人生が変わる。
13 敵を憎む代償は高く敵を愛する報酬は高い。
14 人に感謝を期待すると不幸になる。
15 あなたにはロックフェラーを超える財産がある。
16 偽造通貨を欲しがる人はいない。
17 ぬかるみを見るな星を見よ。
18 幸福は他人への関心と協力の中に隠れている。
13 敵を憎む代償は高く敵を愛する報酬は高い。
14 人に感謝を期待すると不幸になる。
15 あなたにはロックフェラーを超える財産がある。
16 偽造通貨を欲しがる人はいない。
17 ぬかるみを見るな星を見よ。
18 幸福は他人への関心と協力の中に隠れている。
第5章 もう絶対に悩まない
19 祈りは問題解決の技術である。
第6章 あなたはなぜ批判されるのか?
20 死んだ犬なら誰にも蹴飛ばされない。
21 優れた人物は不当な批判を無視する。
22 自己批判は最大の防御である。
21 優れた人物は不当な批判を無視する。
22 自己批判は最大の防御である。
第7章 心の疲れよ、さようなら
23 人より成果を上げる人は人より休む。
24 成功者ほど疲れない。あなたは?
24 成功者ほど疲れない。あなたは?
訳者あとがき 史上最高の人生改革の書
書誌情報
読み仮名 | ケッテイバンカーネギーミチハヒラケルアラユルナヤミカラジユウニナルホウホウ |
---|---|
発行形態 | 書籍、電子書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 304ページ |
ISBN | 978-4-10-506651-2 |
C-CODE | 0098 |
ジャンル | 倫理学・道徳、教育・自己啓発、趣味・実用 |
定価 | 1,540円 |
電子書籍 価格 | 1,232円 |
電子書籍 配信開始日 | 2014/08/29 |
インタビュー/対談/エッセイ
波 2014年3月号より 幸せになるための技術書
気がつくと、私は長い間、ある病におかされていました。
それは、「何をやっても幸せになれない」という内面の病です。つねに悩み事や心配事、不安にとらわれていて、「自分ほど不幸な人間はいない」という確信を持っていました。たとえ、自分がどれほど恵まれた状況にいようと、この確信は揺るぎませんでした。
苦学生だったころの私は、五百円のラーメンで一週間は幸せでいられました。それが、就職してちょっとお小遣いが増えると、生意気にも一万円のランチを食べてみようと思いつきました。二十倍の価値がある食事だから、幸せも二十倍のはずです。ところが、実際にはまったく幸せを感じられませんでした。メニューには、二万円のランチも載っていて、それを食べたらもっと幸せだったかもしれないと、残念な気持ちを抱えたままで食べた一万円の食事は、五百円のラーメンにはるかに及ばない貧弱なものでした。
その時、私は初めて理解しました。自分の幸・不幸は、金銭では解決できないのです。幸せかどうかは、自分が「どう考えるのか」という内面の問題だったのです。
しかし、そうと気づいても、その後も自分自身を変えることができませんでした。ある逆境に直面するまでは……。
その逆境こそが、かえって私の人生の問題解決につながる転機となりました。それからは、あらゆる悩みから解放され、二度と自分を不幸と思わなくなりました。私はどんな時でも、「幸せ」を感じることができるようになったのです。自分なりに、「幸せになる技術」をつかんだつもりです。
私は、この体験を『リカと3つのルール―自閉症の少女がことばを話すまで―』(新潮社)という一冊の本にしました。ノンフィクションのストーリーとして執筆を開始しましたが、ある時、内容を相談していた知人から「ビジネス書や実用書としても書ける内容ではないか?」と言われました。
私は、すぐに答えました。
「それなら、すでに完璧な本が存在しているよ」
その本こそ、史上最高の人生のバイブルともいわれる、D・カーネギーの『道は開ける』です。『道は開ける』を一言で言えば、幸せになるための技術書です。人間は自然には幸せになれないかもしれません。幸せになるには、それなりの思考技術が必要なのです。技術ですから、身につけて行動すれば、誰でも同じ結果が得られます。
『リカと3つのルール』の執筆中は、「自分がいま書いている本は、『道は開ける』と同じテーマかもしれない」と思い続けていました。片や不朽の名作、片や新人作家の初めての作品という、両極端なレベルや評価の違いはありますが、二つの作品には、つながりがあります(ある場面では、あえて似たシチュエーションに描いてもいます)。
『リカと3つのルール』の実用書としての側面こそ『道は開ける』であり、『道は開ける』の本質をストーリー化したものが『リカと3つのルール』だ、とさえ言えるでしょう。
それならば、自分が得た気づきを軸に、『道は開ける』を、まったく新しい翻訳で再生させてみようじゃないか!
その結果生まれたのが、このたびの新刊『決定版カーネギー 道は開ける―あらゆる悩みから自由になる方法―』です。カーネギーの本は、一般的に「成功哲学」の本だと思われています。もちろん、その側面もありますが、本書『決定版カーネギー 道は開ける』を一読すればわかるように、むしろ彼は「成功」を人生の目的にしていません。まして、「金銭的成功」や「社会的成功」など、いくら成し遂げても「成功は半分」だと言います。では、どうしたら本当に成功できるのか? 何が人生の目的だと言うのか? それは、ぜひ本書でお確かめください。
これまで、『道は開ける』のほかの翻訳を読んだことがある人でも、本書を読めば、「カーネギーは、実はこういうことを言いたかったのか!」と、新鮮な驚きと感動の連続になるでしょう。
それは、「何をやっても幸せになれない」という内面の病です。つねに悩み事や心配事、不安にとらわれていて、「自分ほど不幸な人間はいない」という確信を持っていました。たとえ、自分がどれほど恵まれた状況にいようと、この確信は揺るぎませんでした。
苦学生だったころの私は、五百円のラーメンで一週間は幸せでいられました。それが、就職してちょっとお小遣いが増えると、生意気にも一万円のランチを食べてみようと思いつきました。二十倍の価値がある食事だから、幸せも二十倍のはずです。ところが、実際にはまったく幸せを感じられませんでした。メニューには、二万円のランチも載っていて、それを食べたらもっと幸せだったかもしれないと、残念な気持ちを抱えたままで食べた一万円の食事は、五百円のラーメンにはるかに及ばない貧弱なものでした。
その時、私は初めて理解しました。自分の幸・不幸は、金銭では解決できないのです。幸せかどうかは、自分が「どう考えるのか」という内面の問題だったのです。
しかし、そうと気づいても、その後も自分自身を変えることができませんでした。ある逆境に直面するまでは……。
その逆境こそが、かえって私の人生の問題解決につながる転機となりました。それからは、あらゆる悩みから解放され、二度と自分を不幸と思わなくなりました。私はどんな時でも、「幸せ」を感じることができるようになったのです。自分なりに、「幸せになる技術」をつかんだつもりです。
私は、この体験を『リカと3つのルール―自閉症の少女がことばを話すまで―』(新潮社)という一冊の本にしました。ノンフィクションのストーリーとして執筆を開始しましたが、ある時、内容を相談していた知人から「ビジネス書や実用書としても書ける内容ではないか?」と言われました。
私は、すぐに答えました。
「それなら、すでに完璧な本が存在しているよ」
その本こそ、史上最高の人生のバイブルともいわれる、D・カーネギーの『道は開ける』です。『道は開ける』を一言で言えば、幸せになるための技術書です。人間は自然には幸せになれないかもしれません。幸せになるには、それなりの思考技術が必要なのです。技術ですから、身につけて行動すれば、誰でも同じ結果が得られます。
『リカと3つのルール』の執筆中は、「自分がいま書いている本は、『道は開ける』と同じテーマかもしれない」と思い続けていました。片や不朽の名作、片や新人作家の初めての作品という、両極端なレベルや評価の違いはありますが、二つの作品には、つながりがあります(ある場面では、あえて似たシチュエーションに描いてもいます)。
『リカと3つのルール』の実用書としての側面こそ『道は開ける』であり、『道は開ける』の本質をストーリー化したものが『リカと3つのルール』だ、とさえ言えるでしょう。
それならば、自分が得た気づきを軸に、『道は開ける』を、まったく新しい翻訳で再生させてみようじゃないか!
その結果生まれたのが、このたびの新刊『決定版カーネギー 道は開ける―あらゆる悩みから自由になる方法―』です。カーネギーの本は、一般的に「成功哲学」の本だと思われています。もちろん、その側面もありますが、本書『決定版カーネギー 道は開ける』を一読すればわかるように、むしろ彼は「成功」を人生の目的にしていません。まして、「金銭的成功」や「社会的成功」など、いくら成し遂げても「成功は半分」だと言います。では、どうしたら本当に成功できるのか? 何が人生の目的だと言うのか? それは、ぜひ本書でお確かめください。
これまで、『道は開ける』のほかの翻訳を読んだことがある人でも、本書を読めば、「カーネギーは、実はこういうことを言いたかったのか!」と、新鮮な驚きと感動の連続になるでしょう。
(とうじょう・けんいち 作家)
関連リンク
本書の印税の一部は、社会福祉活動を行なう優良団体に寄付されます。
[一般社団法人キッズライン]発達に遅れがある子どもの療育、勉強が苦手な子どもの学習支援。
[NPO法人アニーこども福祉協会]児童養護施設の子ども達へのサポート、障がい児の自立支援活動。
[一般社団法人キッズライン]発達に遅れがある子どもの療育、勉強が苦手な子どもの学習支援。
[NPO法人アニーこども福祉協会]児童養護施設の子ども達へのサポート、障がい児の自立支援活動。
著者プロフィール
D・カーネギー
Carnegie,Dale
(1888-1955)アメリカ・ミズーリ州に生れる。セールスマンなどの仕事を経て、YMCAの夜間学校で「話し方」の講座を受け持つようになる。講座用テキストとして執筆された『決定版カーネギー 話す力―自分の言葉を引き出す方法―』がベストセラーに。その後に発表された『人を動かす』と『道は開ける』は、ビジネス書・自己啓発書の名著として現在も世界中で広く読み継がれている。
東条健一
トウジョウ・ケンイチ
作家。1993年大学卒業。営業職、大手報道機関の社会部記者を経て、現職。著書に『リカと3つのルール』、訳書にD・カーネギー著『決定版カーネギー 道は開ける』、『決定版カーネギー 話す力』、『人を動かす 完全版』(すべて新潮社)がある。
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