漱石とその時代 第五部
1,430円(税込)
発売日:1999/12/24
- 書籍
永遠に未完のライフワークを残して、江藤淳は逝った――畢生の評伝、最終巻・全十五章。
小説家夏目漱石の決定的実像とは何か。深い洞察とゆたかな描写で、著者は誕生から晩年までの漱石を描き切った。しかし第五部は、『行人』『心』『道草』を鮮やかに論じながら、ついに未完に終わる。評伝の終章を中心に、桶谷秀昭氏の懇切にして緻密な解説を巻末に収録。
書誌情報
読み仮名 | ソウセキトソノジダイ5 |
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シリーズ名 | 新潮選書 |
発行形態 | 書籍 |
判型 | 四六判変型 |
頁数 | 296ページ |
ISBN | 978-4-10-600575-6 |
C-CODE | 0391 |
ジャンル | 文学・評論、ノンフィクション |
定価 | 1,430円 |
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著者プロフィール
江藤淳
エトウ・ジュン
(1933-1999)東京・大久保生れ。1956(昭和31)年刊の『夏目漱石』で新鋭批評家として一躍脚光を浴び、『小林秀雄』(1961年刊)により新潮社文学賞受賞。1969年末から約9年にわたり毎日新聞の文芸時評を担当。この間、1970年には『漱石とその時代』(第一部、第二部)で菊池寛賞、野間文芸賞を受けた。他の作品に『海は甦える』『成熟と喪失』『一族再会』『自由と禁忌』など。
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