著者プロフィール
西村公朝
ニシムラ・コウチョウ
(1915-2003)仏像彫刻家。1915(大正4)年、大阪府生れ。東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科卒。(財)美術院(旧美術院国宝修理所)の所長を長年にわたってつとめ、三十三間堂の十一面千手千体観音像をはじめとして、千数百体におよぶ仏像修理にたずさわる。1952(昭和27)年に得度。東京芸大教授、吹田市立博物館館長、京都の愛宕念仏寺住職などを務める。紫綬褒章、仏教伝道文化賞、天台大仏師法印、勲三等瑞宝章、東方文化賞等を受賞。『仏像の再発見』『やさしい仏像の見方』『仏像の見分け方』『釈迦と十大弟子』『わが般若心経』ほか、著書多数。2003年12月、逝去。
小川光三
オガワ・コウゾウ
1928年奈良生れ。仏像を主とした古美術写真の開拓者・小川晴暘の三男。日本画・洋画を志して青年期を過すも、1950年父の後を受けて飛鳥園を継ぎ、古美術写真に専念。かたわら大和を中心とする古代文化にも情熱を燃やす。主な著書および写真集に『大和の原像』(大和書房、1973)、『飛鳥園仏像写真百選―正・続―』(学生社、1980、1981)、『やまとし うるはし』(小学館、1982)、『魅惑の仏像』全28巻(毎日新聞社、1986~1996)、『あをによし』(小学館、1996)、『興福寺』(新潮社、1997)、『仏像』(山と渓谷社、2006)など、とんぼの本シリーズにも『大和路散歩ベスト10』(2003)、『仏像の見分け方』(共著、1987)がある。2004年秋にフランスで、2005~2006年にイタリアで仏像主体の写真展を開催。現在、株式会社飛鳥園代表取締役、文化史家。
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