ホーム > 書籍詳細:イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア

十字軍、カノッサの屈辱、マルコ・ポーロ――イタリアは「中世」がおもしろい!

イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア

金沢百枝/著 、小澤実/著

1,836円(税込)

本の仕様

発売日:2010/09/24

読み仮名 イタリアコジジュンレイミラノヴェネツィア
シリーズ名 とんぼの本
発行形態 書籍
判型 A5判
頁数 159ページ
ISBN 978-4-10-602207-4
C-CODE 0326
ジャンル 世界史
定価 1,836円

ミラノ、パルマ、ラヴェンナ、ヴェネツィア――北イタリアの都市は中世にかたちづくられた。世界遺産からアルプスの隠れ里まで、北イタリアの12の中世教会を訪ね、美術と歴史の魅力を案内。北と南、東と西の民族・文化が交差した中世の北イタリアは、「ヨーロッパ」の原点だった。中世ヨーロッパの教会をめぐる「古寺巡礼」シリーズ第1弾!

著者プロフィール

金沢百枝 カナザワ・モモエ

1968年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。現在、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究している。2011年、島田謹二記念学藝賞を受賞。著書に『ロマネスクの宇宙―ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼―ミラノ→ヴェネツィア―』『イタリア古寺巡礼―フィレンツェ→アッシジ―』『イタリア古寺巡礼―シチリア→ナポリ―」(新潮社)がある。

小澤実 オザワ・ミノル

歴史家。立教大学文学部史学科准教授。西洋中世史を研究。1973年愛媛県生れ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。共著に『ヨーロッパの中世3 辺境のダイナミズム』(岩波書店)、『イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア』『イタリア古寺巡礼 フィレンツェ→アッシジ』(ともに新潮社とんぼの本)。

目次

ミラノ Milano
中世的世界の幕開け サンタンブロージョ聖堂
パヴィア Pavia
看板建築の起源 サン・ミケーレ・マッジョーレ聖堂
チヴァーテ Civate
山上に残された絶品 サン・ピエトロ・アル・モンテ聖堂
ヴェローナ Verona
ロマネスクとジュリエット サン・ゼノ・マッジョーレ聖堂
アッピアーノ Appiano
アルプスの小聖堂 アッピアーノ城礼拝堂
チヴィダーレ・デル・フリウリ Cividale del Friuli
古代と中世のかたち サンタ・マリア・イン・ヴァッレ修道院聖堂祈祷堂
ヴェネツィア Venezia
寄せ集めの聖地 サン・マルコ大聖堂
トルチェッロ Torcello
聖母の島へ サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂
ポンポーザ Pomposa
平原に聳える名塔 サンタ・マリア修道院聖堂
ラヴェンナ Ravenna
モザイクと東ローマ帝国の栄華 サン・ヴィターレ聖堂
モデナ Modena
教会建築のお手本 モデナ大聖堂
パルマ Parma
中世とルネサンスの競演 パルマ大聖堂

美術のなかの物語 金沢百枝
1 キリスト降誕
2 ペテロの耳切り
3 サロメの踊り
中世イタリア事件史 小澤実
1 ユスティニアヌス帝のラヴェンナ攻略
2 レニャーノの戦い
3 マルコ・ポーロの『驚異の書』

関連書籍

まとめテーマでくくる 本選びのヒント

担当編集者のひとこと

イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア

 この本の取材で北イタリアを訪れたのは、今年の3月です。約2週間で15カ所の教会をまわりました。ミラノからパルマやラヴェンナを経てヴェネツィアへ到り、そこで折返してヴェローナからドロミテの山を上り下りし、またミラノへ戻る、という旅路でした。
 3月の北イタリアはまだ寒くて、パルマは大雪でした。旧市街の地下駐車場へ降りてゆくとき、積雪で車がソリになってしまったり。
 著者のおふたりと同行しましたが、通訳と車の運転を担当してくれたのは、スポレート在住の粉川妙さん。著書のあるフードライターの方でしたので、毎回の食事(店)が楽しみになりました。ラヴェンナでは営業時間外に、シェフたちとともに賄い料理を食べたり。ヴェローナで注文した「ボイリートミスト」は、初めて食べましたが、いろんな部位の肉を、ちょうど日本のおでん鍋のような四角い鍋で煮込んだ料理で、眼の前で切りわけてくれます。体が温まるし、フルーツの唐辛子漬けなど付けあわせも多彩で飽きません。

 イタリアの教会めぐりの本はいくつもあると思うのですが、本書の特色は、時代を「中世」の教会に絞ったことです。ヨーロッパの中世では、歴史的にも南北、東西の民族・文化が交錯しつつ、キリスト教によって融合し、「ヨーロッパ」というものが生れました。また美術史でも同じく、「ヨーロッパ美術」すなわち「西洋美術」が生れた時代でした。その美術は生れたばかりなので、まだ細かい約束事もなく、自由で、奔放で、ときに愉快です。展覧会等で見る機会の少ない「中世美術」は、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、「西洋美術とは何か」だけでなく、洋の東西をこえて「美術とは何か」を考えるときのヒントを与えてくれます。
 来年もまた「古寺巡礼」に出る予定です。イタリアかどうかはまだ決めていませんが、ヨーロッパ中世の教会をめぐるこの「古寺巡礼」シリーズを、1年に1冊ずつ、刊行してゆければと考えています。

2010/09/24

感想を送る

新刊お知らせメール

金沢百枝
登録する
小澤実
登録する
世界史
登録する

書籍の分類

この分類の本

イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア

全国の書店、または以下のネット書店よりご購入ください。

※ 書店によっては、在庫の無い場合や取扱いの無い場合があります。あらかじめご了承ください。
※詳しい購入方法は、各ネット書店のサイトにてご確認ください。

  • amazon
  • 楽天ブックス
  • 7net
  • e-hon
  • HonyaClub
  • TSUTAYA ONLINE
  • 紀伊國屋書店
  • エルパカBOOKS - HMV
  • honto