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「海の民」の日本神話―古代ヤポネシア表通りをゆく―

三浦佑之/著

1,595円(税込)

発売日:2021/09/24

書誌情報

読み仮名 ウミノタミノニホンシンワコダイヤポネシアオモテドオリヲユク
シリーズ名 新潮選書
装幀 駒井哲郎/シンボルマーク、新潮社装幀室/装幀
発行形態 書籍、電子書籍
判型 四六判変型
頁数 254ページ
ISBN 978-4-10-603872-3
C-CODE 0395
ジャンル ノンフィクション
定価 1,595円
電子書籍 価格 1,595円
電子書籍 配信開始日 2021/09/24

古事記研究の泰斗が描く、この地の人と神の真の姿――。

古代日本、「ヤポネシア」の表通りは、いかなる世界だったのか。筑紫、出雲、若狭、能登――『古事記』等の文献は勿論、考古学や人類学も含めた最新研究を手掛かりに、海流に添って古代の世界を旅すると、ヤマトに制圧される以前に、この地に息づいていた「まつろわぬ人々」の姿が見えてきた。三浦版「新・海上の道」誕生。

目次
序章 古代ヤポネシア「表通り」
多様な日本列島「ヤポネシア」/律令国家以前の日本の姿/地名の掌握=国家の支配/穏やかな内海としての日本海/古代ヤポネシア「表通り」はいかなる世界だったのか
第一章 海に生きる――筑紫の海の神と海の民
舟で来たスサノヲ/新羅と出雲/大和中心主義の限界/安曇氏と宗像氏/筑紫と出雲/信州・安曇野に到達した安曇氏/筑紫の海の民たちの交流/新羅と結託した磐井の乱/邪馬台国はヤマト国
第二章 海の道を歩く――出雲・伯伎・稲羽
外につながる出雲/海にかかわる神話――スクナビコナとカムムスヒ/ヤマトにつながれた出雲/稲羽の素兎をめぐって/流罪とスキャンダル/日本海側の弥生遺跡/貝の女神によって生き返ったオホナムヂ
第三章 神や異界と接触する――但馬・丹後・丹波
ヤマトとの距離/渡り来る開拓者――アメノヒボコ/異界往還――タヂマモリと浦島子
第四章 境界の土地をめぐる――若狭と角鹿
海の幸の若狭/再びアメノヒボコとヒコイマス/祠をもたない神/角鹿――敦賀へ/蟹の芸謡/丸邇という集団/海から訪れた人――ツヌガアラシト
第五章 北へ向かう、北から訪れる――越前・越中・能登
北への旅立ち/箱庭と立山——都人の風景/出現する大王/高句麗使の渡来/粛慎と呼ばれる人びと、沈黙交易/渤海使の往来/能登のはやり歌
第六章 女神がつなぐ――高志と諏訪、そして出雲
巡り歩くオホナムヂ/ヤチホコの求婚/翡翠の川の女神/贈与品としての翡翠/タケミナカタの洲羽への敗走/つながる表ヤポネシア
終章 国家に向かう前に
倭に先行した吉備と出雲の王権/二人の女神/高志人、出雲に来て堤をつくる/対等な関係/垂直と水平とが交わる世界/国家を指向しない人びと
あとがき
参考文献
古代ヤポネシア年表

著者プロフィール

三浦佑之

ミウラ・スケユキ

1946年、三重県生まれ。千葉大学名誉教授。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。古代文学、伝承文学専攻。『村落伝承論――「遠野物語」から』(第5回上代文学会賞)、『浦島太郎の文学史――恋愛小説の発生』、『口語訳 古事記』(第1回角川財団学芸賞)、『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞)、『風土記の世界』、『列島語り――出雲・遠野・風土記』(赤坂憲雄氏との対談集)、『出雲神話論』等著書多数。

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