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友達になって後悔してる

山野井春絵/著

1,034円(税込)

発売日:2026/10/19

  • 新書
  • 電子書籍あり

友達だと思っていたのは私だけ? ずっとバカにされていたんだ──。共感の嵐! 10〜80代男女が語る「友達との離別」10篇。

ずっと友達だと思っていたのに──。「LINEが既読スルー」。突然のサインに「もしかして嫌われた?」と思い悩む。「ずっとばかにされていたんだ」と気づいて、自分から距離を置く。そんな「理由なきフェイドアウト」から「いわくつきの絶交」まで、10~80代の男女が語る、友達との離別エピソード10篇。自らも友人関係に苦しんだ著者が、「大人になってからの友情」を見つめ直す、心の奥をえぐるノンフィクション。

目次

はじめに もう友達なんていらないなんて、言わないよ絶対。

インタビュー1 地元の幼馴染を失った30代女性の話
「もしも人生をやり直せたら、親友を失わないために何ができるだろう?」

20歳、仲良し3人組で初めての海外旅行/地元、東京、海外。住む場所は分かれても……/東京の「ヤバい奴」にはご用心/親友の新情報を教えてくれたのは/私はいったい何をやらかしたのか?/私たちの『ブラッシュアップライフ』

インタビュー2 憧れのメンターに裏切られた50代女性の話
「優しさの毒が全身に回るその前に」

ラジオから流れてきた、あの人の優しい声/「リリー」と呼ばれてその気になって/憧れの人と「親友」になれた喜び/初めての「打ち上げ」でチヤホヤされた夜/「さてはクビになったかな?」の呪い/あの人の優しさは、毒のようなもの/それでも先生に感謝する理由

インタビュー3 仕事仲間を切り捨てた50代女性の話
「ハンドメイドマルシェの相棒はフリーライダー」

『テルマ&ルイーズ』気分で遠征ドライブ/いつも感謝の言葉を忘れない「いい人」/モラハラ夫の浮気騒動/レシピに著作権を! の衝撃/彼女にとって、私は今でも「駆け出し」なんだ/美馬子さん家の仰天ニュース/勝手に「可哀想な友達」にしないでほしい

インタビュー4 消えた親友の記憶をたどる40代男性の話
「1999年7の月、恐怖の大王とともに去った親友へ」

森の中に暮らしていた芸術一家/仲間はずれ事件/どうしてクマのぬいぐるみはかわいくないと言ったの?/「俺」っていう一人称は信用ならない/ボクはこの世界では、溺れちゃう/ヒデ君にどうしても伝えたかった一言

インタビュー5 年上ママ友と断絶した40代女性の話
「さようなら、先輩ママ。支配からの、卒業」

彼女は子育て中のメンターだった/「うちのカフェで、あなたのパンを出してみたら?」/無意識なるママ友マインドコントロール/新規開店ベーカリーの試食会事件/復縁を求める手紙は逆効果

インタビュー6 親友から何度も絶交された60代男性の話
「三度目の絶交宣言 ~おじさんたちのソウルメイト~」

ポッポーと呼ばれたあいつ/久しぶりに見た加藤の男泣き/二度目の絶交宣言/一回り以上年の離れたソウルメイト/フタコブラクダの地味美人/メールで届いた三度目の絶交宣言

インタビュー7 国際友情が決裂した50代女性の話
「フランス・美しく小さな村の絶縁物語」

心が繋がったノルマンディの夜/「あなたが必要なの」と言われて/「自立の機会」をくれた恩人/私は今、本当に幸せなのだろうか?/「キミコは私を困らせたいの?」/私はあなたからお金を借りたことはない!/クロエが私に気づかせてくれたもの

インタビュー8 友達関係に悩む10代と40代の母娘の話
「BFFってなに? 中2の娘に学ぶ“大人の友情”の最適解」

私たち、BFFになろう!/亜美はミミに振り回されて/小学生のときからおばさんになるまでBFFってすごい/サプライズプレゼントの感想を教えてほしい/思いきって、グループLINEを「退会」しよう/どう思ったのかなんて、誰にも伝える必要はない

インタビュー9 中学受験でママ友を失った40代女性の話
「夢中で伴走していたら、『違う世界の住人』になっていた」

仲良しの中で「受験組」はわが家だけ/娘の偏差値が下がっていった理由/怒濤の中受は終わったものの……/すれ違いの予感は、なぜ当たってしまうのか/ひとり歩きしてしまった噂話/感動の卒業式、からの悲しき宴会/中受って摩訶不思議な世界らしいわよ

インタビュー10 幼馴染と離合を繰り返した70代男性の話
「昭和20年生まれが『友達』を振り返るとき」

赤い夕陽が牛舎を染めて/白いクラウンと東京の奥様/牛刺しは2切れまで/冗談を真に受ける方が悪い/健次郎不在の同窓会旅行/喧嘩もしていないのに、疎遠になった理由/大判鮫会の解散/友達になって後悔はしていない

おわりに 友達(あなた)に会えて、よかったね、きっと私。

書誌情報

読み仮名 トモダチニナッテコウカイシテル
シリーズ名 新潮新書
装幀 新潮社装幀室/デザイン
雑誌から生まれた本 考える人から生まれた本
発行形態 新書、電子書籍
判型 新潮新書
頁数 240ページ
ISBN 978-4-10-611140-2
C-CODE 0236
整理番号 1140
定価 1,034円
電子書籍 価格 1,034円
電子書籍 配信開始日 2026/10/19

蘊蓄倉庫

ティーンエイジャーのBFF事情

“BFF”は、ベスト・フレンド・フォーエバーの略語。SNSで普及し、特に英語圏のティーンエイジャーの女の子たちが「親友」という意味で使うスラングだそうです。日本語で言うところの「ズッ友」的な軽いノリで使われることもあれば、BFFの“契約”を結んだ者同士で「別れる」「別れない」の修羅場が生まれてしまうこともあるとか。
 たとえ喧嘩をしても、ティーンならば嫌でも次の日に学校で顔を合わせることになりますが、大人の友情はそうはいきません。切ろうと思えばすぐに切れてしまう縁だからこそ、今いる友達を大切にしたいものです。

掲載:2026年10月23日

担当編集者のひとこと

友達だと思っていたのは私だけ?

「LINEが既読スルー」友達からの突然のサインに、「嫌われた? でもなぜ?」と思い悩む。
 あるいは、仲の良かった友達と「もう会わない」そう決意して、自ら距離を置く──。
 友達関係をめぐって、そんなほろ苦い経験をしたことはありませんか?

 本書が扱う「友達との離別」についてのインタビューが始まったきっかけは、著者の山野井さん自身が友達を失った経験でした。
 この出来事をきっかけに、著者はさまざまな人に「友達との離別経験」を尋ねるように。すると思いがけず、ほとんどの人に離別経験があったそうです。

・中学受験の伴走に夢中でママ友を失った40代女性
・「憧れのメンター」から突然のゾッとする電話を受けた50代女性
・同級生から三度の絶縁宣言でも友情を諦めない60代男性
・フレネミー化した年上ママ友の洗脳から脱出した40代女性
・学生時代の仲良し4人組を大人になってからも続けるべきか迷う40代女性
・幼なじみとの離合の末「最後は友達よりも家族」と語る80代女性

 友達関係に今まさに悩んでいる、「もう友達なんていらない」と割り切っている──大人になると「友達」へのスタンスは人それぞれ。だけど、人生で一度も友達関係で悩んだことがない、という人はいないのではないでしょうか。

 友達を切った人、いつの間にか去られた人、壮絶なやり取りの末に絶縁した人。本書に登場する男女による「友達との離別」10篇の物語の中に、きっとあなたに「刺さる」エピソードがあるはずです。

2026/10/23

著者プロフィール

山野井春絵

ヤマノイ・ハルエ

愛知県生まれ。ライター、インタビュアー。雑誌やWebメディアで、タレント・文化人・政治家など、多数のインタビュー記事を執筆。人物取材で培った視点から、「大人の人間関係」の考察をライフワークとする。湘南と信州で二拠点生活。ペットはコザクラインコと柴犬。

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