黒い裾
2,200円(税込)
発売日:2007/12/14
- オーディオブック
母の代理で初めて親戚の葬儀に行くことになった主人公が、やがて参列の経験を重ねることにより、一人の成熟した女性へと変貌していく。読売文学賞受賞の名短編。
目次
(1)~(5) 75分03秒
母の代理で初めて親戚の葬儀に行くことになった私。最初は紋服の用意もなく、たどたどしくも初々しい16歳の女学生が、やがて参列の経験を重ねることにより、一人の成熟した女性へと変貌していく。「喪服一代は女一代」葬送の場の様々な人間模様を通じて幸田文の深い人生観が描かれた名短編。
書誌情報
読み仮名 | クロイスソ |
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シリーズ名 | 新潮CD |
発行形態 | オーディオブック |
判型 | [1CD]75分 |
ISBN | 978-4-10-830207-5 |
C-CODE | 0893 |
ジャンル | 文芸作品 |
価格 | 2,200円 |
著者プロフィール
幸田文
コウダ・アヤ
(1904-1990)東京生れ。幸田露伴次女。1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、1954年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。1956年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)『父・こんなこと』『おとうと』『台所のおと』『きもの』『木』『雀の手帖』『崩れ』『包む』など。
藤村志保
フジムラ・シホ
神奈川県生まれ。昭和37年に市川崑監督「破戒」でデビューし各新人賞を独占する。代表作にテレビドラマ「太閤記」「花へんろ」「ひまわり」、映画「わが愛の譜」などがある。また昭和60年には著書『脳死をこえて』で読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞を受けた。
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