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【特集】金沢 美の源流
加賀百万石前田家ものがたり

芸術新潮 2026年5月号

(毎月25日発売)

1,700円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2026/04/24

発売日 2026/04/24
JANコード 4912033050562
定価 1,700円(税込)
●目 次

【特集】金沢 美の源流
加賀百万石前田家ものがたり

第1部
これぞ百万石の文化力!
前田家の至宝大公開

甲冑にみる歴代加賀藩主
解説 佐藤寛介

つくる殿様、蒐める殿様
百工比照が伝える
3代利常・5代綱紀の文化事業
解説 福島 修

前田育徳会コレクションより厳選!
加賀前田家 美のレガシー ジャンル別トップ3
解説 菊池浩幸

駒場東大前のカントリーハウス旧前田侯爵邸をたずねて

インタビュー&展覧会案内
19代前田利宜さんが語る当主としての日々と想い

加賀前田家コレクションの神髄
国宝で味わう和様の書
文 古賀弘幸

第2部
史跡、アート、工芸
金沢温故知新

金沢MAP

加賀藩が継いだ美のパッチワーク
金沢、前田家ゆかりの地を歩く
文 谷津矢車

Art & Architecture
金沢21世紀美術館だけじゃない!
アートと建築をめぐる裏路地散歩

Crafts & Food
今も息づく御細工所スピリット
おいしい工芸、うるわしの食


◆ 第2特集 ◆

鼎談 赤木明登×堀部安嗣×松原隆一郎
うつわ・建築・経済から考える
能登復興

◆ Art News exhibition ◆

大原家が代々あつめた
中国絵画の名品と迷品

◆ Review ◆

  • リナ・バネルジー
  • やんツー
  • ハーム・ファン・デン・ドーぺル
  • 岸 裕真

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈109〉
ヴァン クリーフ&アーペル

とんぼの手帖〈29〉
“画鬼”の実力お見せします

◇ 連載 ◇

シティ・ポップ・アート〈6〉
横尾忠則のジャケット・アート
文 吉村栄一

定形外郵便〈141〉
文 堀江敏幸

ウホッ! いいアート〈10〉
洗礼者ヨハネと人気聖人たち
──ホモエロティックという偶像
文 入江敦彦

千住 博の
知となり肉となり〈34〉
藤ノ木古墳で感じた気配

山下裕二の
新・今月の隠し球〈50〉
中島レナ(下)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈38〉
秋川雅史さん

◇ PICK UP ◇

  • movie 佐々木敦
  • book 諏訪 敦
  • recommend 編集部のおすすめ!
  • ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈69〉
    小田原のどか
  • exhibition 全国展覧会情報
  • ART CAFÉ
  • GALLERY'S PLAZA
  • 次号予告

▼芸術新潮特別企画

YAMADARTが金沢でひらくアートの窓

明治安田 リレー連載〈3〉吉田修一「本気の手紙」

チームラボ バイオヴォルテックス 京都-大成建設
アーティストの夢を共有する建築

東京美術倶楽部はアートのひみつ基地〈4〉プロvsプロ、交換会いまむかし

絵と言葉のチカラ展 第5回の受賞&入選作が決定!

絵と言葉のチカラ展のベースキャンプ「@さくら・さくら」オープン

G.S. ART REPORT〈1〉
テーマは「彫刻・建築・空間」 KAJIMA彫刻コンクールの今

G.S. ART REPORT〈2〉
11人の画家が神なる滝を描く 那智大瀧展の荘厳

連載 美に魅せられて アジア文化芸術協会〈72〉
興福寺《天燈鬼・龍燈鬼立像》

最新号PICK UP

旅行が先か、トーハクが先か

「芸術新潮」では初となる金沢特集。72ページにおよぶ本特集、前半は加賀前田家の名宝を紹介する美術ガイド、後半は金沢の町のいまをレポートする旅ガイドという2部構成でお届けします。

「前田育徳会」の名をご存じの方は、そう多くないかもしれません。加賀前田家に伝来した文化財を後世に伝えるべく、大正15年(1926)に16代当主・前田利為としなりが構想したものです。国宝22件、重要文化財77件という数字を聞けば、そのコレクションの凄さはおのずと伝わるでしょう。とはいえ自前の公開施設をもたないため、これらの名宝をまとまって目にする機会は、これまでごく限られていました。

そんななか、前田育徳会の創立100周年を機に実現したのが、現在、東京国立博物館で開催中の特別展「百万石!加賀前田家」です。加賀前田家歴代当主の姿を物語る甲冑・陣羽織にはじまり、国宝の古典籍や刀剣、絵画、茶道具、能装束、工芸品まで、さまざまなジャンルの美術工芸品が息つく間もないほどの密度で鑑賞者を迎えます。そういえばこのぎゅっと詰まった感じ、金沢の町に通じるものがあるかもしれません。

金沢の中心部には、金沢城、兼六園、長町武家屋敷跡、国立工芸館、金沢21世紀美術館など、第一級の歴史・文化施設がひしめいています。しかも、その多くを歩いてめぐることができる。これらの名所に加え、特集の第2部では、金沢にゆかりのある美術関係者の方々に、おすすめのアートスペースや建築スポット、工芸ギャラリー、飲食店を挙げていただきました。その結果、ふつうのガイドブックには載らないような、ちょっとディープな金沢案内ができあがったと思います。そうして浮かび上がってきたのは、加賀前田家が育んだ文化的なマインドが、直接にも間接にも、いまの金沢へとたしかにつながっているということでした。

展覧会を見てから金沢へ行くもよし、金沢を訪ねてから展覧会へ向かうもよし。そのどちらの旅のお供にもなるのがこの特集です。ぜひお手に取っていただけたら幸いです。

【展覧会情報】
前田育徳会創立百周年記念 特別展 百万石!加賀前田家
会期|4月14日~ 6月7日 *会期中展示替えあり
会場|東京国立博物館 平成館
休館日|月曜日(ただし4月27日、5月4日は開館)
開館時間|9:30~17:00(金土および5月3日~5日は~20:00)*入館は閉館の30分前まで

芸術新潮
「百万石!加賀前田家」展会場風景。撮影:筒口直弘(本誌)
芸術新潮
「百万石!加賀前田家」展会場風景。撮影:筒口直弘(本誌)
芸術新潮
「金沢市高岡町にて。街角になじむアートスペース「Keijiban」。撮影:青木登(本誌)

この号の誌面

編集長から

加賀前田家の名宝と
金沢でたのしむ滋味ある古都散歩

 開催中の「百万石!加賀前田家」展の冒頭には、藩祖・利家の金ぴか具足をはじめ、歴代藩主の甲冑がずらり。大名家で代々の甲冑がここまで揃う例は珍しいというのも意外だが、逆に前田家には藩主の肖像画があまり残らぬとかで、なんだか不思議だ。いわゆる三百諸侯のうちでも、一級の美術コレクションを今日に伝えるのは尾張徳川家62万石、肥後細川家54万石など一部の大大名に限られるが、加賀前田家の伝世品も102万石の石高に恥じない充実ぶりだ。研究者型コレクターの5代綱紀つなのりや、能役者の家に生まれた方が本人も周りも幸せだっただろう12代斉広なりなが・13代斉泰なりやす親子など、当主の個性が蒐集に影響を与えるさまも面白い。
 特集は「金沢 美の源流 加賀百万石前田家ものがたり」。数々の国宝を含む前田家の名宝を第1部で堪能したあと、第2部では金沢の町へ。手がかりは歴史、アート、工芸。大藩ならではの文化的蓄積と北陸の自然が織りなす滋味深い古都散歩はいかが。

芸術新潮編集長 高山れおな

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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