【特集】レオナルド・ダ・ヴィンチ まなざしの探究者
芸術新潮 2026年9月号
(毎月25日発売)
| 発売日 | 2026/08/25 |
|---|---|
| JANコード | 4912033050968 |
| 定価 | 1,700円(税込) |
【特集】レオナルド・ダ・ヴィンチ
まなざしの探究者
巻頭グラフ
深まりゆく、まなざしの実験
略年譜
思索と創作の旅人生
レオナルド・ダ・ヴィンチ
美と知の冒険者の多様なる交遊録
レオナルドの肖像革命
解説 水野千依
- I その姿は誰がために──レオナルド以前の肖像
- II 魂は描けるのか──近代肖像画の誕生
- III 肖像をこえて──創造と混沌のあいだで
- COLUMN1 パラゴーネ、絵画と詩のマウント合戦!?
- COLUMN2 議論百出! モデルと作品名をめぐって
- COLUMN3 肖像画に見る理想の女性美
- COLUMN4 科学調査された女たち
- COLUMN5 キリストの肖像小史
〜“サルヴァトール・ムンディ”はどこから来たの?
レオナルドの「許した」ヘア・アクセサリー
文 伊藤亜紀
暗い背景から浮上するもの
文 諏訪 敦
展覧会案内
展覧会担当研究員“推し”作品で見るルネサンスの諸相
談 宮島綾子
◆ Art News exhibition ◆
対談
杉本博司×平野啓一郎
絶滅写真と錬銀術
◆ Art News exhibition & interview ◆
細田守
「アニメーションは絵画史の延長線上にある最先端なんです」
◆ Art News movie ◆
『バックルームズ』
「何かが起こること」への渇望
文 木澤佐登志
◆ Art News exhibition ◆
レオナルドの同時代を生きた知られざる名手
アゴスティーノ初回顧展
《真珠の耳飾りの少女》と見る、近世ヨーロッパの真珠ブーム
◆ Review ◆
- 青木淳×リチャード・タトル
- 森 靖
- 笹岡由梨子
- ダフィ・クーネ
◆ Regular Features ◆
◇ 巻頭 ◇
Goods & Shop
時と光の美術館〈113〉
ダミアーニ
とんぼの手帖〈33〉
レオナルド、人体への飽くなき好奇心
◇ 連載 ◇
藝大×企業、21世紀の挑戦
社会を変えるアート〈3〉
藝大×三菱地所
定形外郵便〈145〉
文 堀江敏幸
シティ・ポップ・アート〈8〉
わたせせいぞう
絵と音楽の幸せな関係
文 吉村栄一
ウホッ! いいアート〈14〉
A感覚画家
──ホモエロティックという感覚
文 入江敦彦
千住 博の
知となり肉となり〈38〉
日本の芸術論私見2
─庭園、明治神宮
山下裕二の
新・今月の隠し球〈54〉
小俣花名(下)
福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈42〉
はなわさん
◇ PICK UP ◇
- movie 佐々木敦
- book 諏訪 敦
- recommend 編集部のおすすめ!
- ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈73〉
小田原のどか - exhibition 全国展覧会情報
- ART CAFÉ
- GALLERY'S PLAZA
- 次号予告
▼芸術新潮特別企画
アサヒグループ大山崎山荘美術館
響き合うコレクションと建築。ルオーのまなざしとモネの世界
岩谷晃太 千年後に届く絵を描く
連載 美に魅せられて アジア文化芸術協会〈74〉
法隆寺《九面観音像》
箱根ガラスの森美術館
蘇ったレオナルド・ダ・ヴィンチの幻のヴェネチアン・グラス
最新号PICK UP
ついに初来日する「彼女」の謎
レオナルド・ダ・ヴィンチの現存する絵画作品は、わずか15点ほど。そのうち、女性を描いた肖像画はたった4点しかありません。これまで日本にやってきたのは、1974年に東京国立博物館で展示され150万人を超える人々を熱狂させた《モナ・リザ》と、2001年に来日した《白貂を抱く貴婦人》の2点。そしてこの秋、3人目の「彼女」が初来日します。ルーヴル美術館所蔵の《美しきフェロニエール》が、「ルーヴル美術館展 ルネサンス」(国立新美術館)の出品作として展示されるのです。
センター分けの艶々のヘアスタイル、額を飾る特徴的なアクセサリー、そしてなにより見る者を射抜くような強いまなざし。しかし彼女はこちらを見ているようでいて、視線をわずかにかわしています。なぜ? モデルについても複数の説が飛び交い、ミラノ公の夫人、あるいは愛人、はたまたイングランド王妃なんて説も……!? なんともミステリアスな《美しきフェロニエール》ですが、今月号ではその見どころと謎をじっくりとひもときます。
あわせて、レオナルドの傑作の数々を通して、彼が生涯にわたって探究した人物表現の革新性にも迫ります。画家が生きたルネサンスの時代、肖像画もまた大きな変化を遂げました。レオナルドは単に似姿を描くだけではなく、対象の内面性や感情のうつろいまでも画面に宿そうとし、近代肖像画のスタンダードを打ち立てます。その絵筆を追うと、目に見える姿の向こう側にある「人間」という存在そのものを、丹念に、そして悲劇的なまでに探究しつづけた画家の姿が浮かび上がってくるのでした。
そんなレオナルドの「人間」へのまなざしに触れることで、《美しきフェロニエール》と対面するひとときも、より深い体験になるはず。本特集で、謎めいた彼女の魅力、そして驚異のレオナルドの探究心にぜひ出会ってください。
(展覧会INFO)
ルーヴル美術館展 ルネサンス
9月9日~12月13日 東京・国立新美術館
www.ntv.co.jp/louvre2026/
この号の誌面
編集長から
魅惑の女性像が初来日!
レオナルド・ダ・ヴィンチ その画法のひみつに迫る
レオナルド・ダ・ヴィンチといえばまずは《モナ・リザ》。掛け値なしに地球上で最も有名な絵だろう。150万人が詰め掛けた52年前の来日は伝説だが、以後も超強力な磁石のように世界中の人々をルーヴル美術館へと引き寄せ続けている。このたび日本にやって来る《美しきフェロニエール》は、同じルーヴルの同じイタリア絵画室に展示されている、もう1点のレオナルド作品だ。ご本尊の威光の陰に隠れてしまっている案配だが、わずか4点しか現存しないレオナルドによる女性肖像画の1点であり、絵画的魅力の点でもさすがに抽んでている。特集では、《モナ・リザ》を含む4人の女性像を徹底的に読み込み、この万能の天才が肖像画の歴史において果たした役割とは何だったのかに迫った。
art newsでは、“絶滅写真”と称して回顧展を開催中の杉本博司が、小説家の平野啓一郎と語り合う。これまた回顧展開催中のアニメ映画監督・細田守のインタビューも読み応えたっぷりだ。
芸術新潮編集長 高山れおな
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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。






















































