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【特集】妖(あやかし)たちと生きる
しゃばけの世界へようこそ

芸術新潮 2025年9月号

(毎月25日発売)

1,500円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2025/08/25

発売日 2025/08/25
JANコード 4910033050957
定価 1,500円(税込)
●目 次

【特集】あやかしたちと生きる
しゃばけの世界へようこそ

妖たちを描く!
柴田ゆうイラストギャラリー
密着! 表紙絵ができるまで

柴田ゆうさんに訊く しゃばけをゑがく日々

『しゃばけ』から『なぞとき』まで
シリーズ23作を20分で振り返る!

畠中恵さんとめぐる
江戸東京「しゃばけ」スポット

まずはここから! 登場人物相関図
まだまだ登場! 多彩なキャラクターたち

「爆発」から「革命」へ
妖怪たちの江戸時代
解説 香川雅信

妖たちも大好き!
江戸の甘味を大解剖
解説 森田 環

編集部おススメの畠中恵作品

[コラム1]私のお気に入りキャラクター
車 浮代/柳亭小痴楽/中村隼人/蝉谷めぐ実

[コラム2]「しゃばけ」に流れる時間
文 杉江松恋

「しゃばけ」TVアニメ化記念 スペシャル・インタビュー
山下大輝 一太郎の成長、妖たちとの絆を演じて

「しゃばけ」シリーズ最新刊情報


◆ 第2特集 ◆

黒柳徹子特別インタビュー
「美しいもの、きれいなもの、
そして技術がすごいものが好きなんです」

◆ Art News exhibition & interview ◆

初の回顧展! インタビュー!
「作り方を作る人」
佐藤雅彦が伝えたかったこと

◆ Art News exhibition ◆

アジア人アーティストたちの「エコール・ド・パリ」
文 高橋明也

周縁的なものにやどる光を掬いとる
ルイジ・ギッリのまなざし

最高額女性画家
ジェニー・サヴィル
「肉体」と「絵画」を解剖する
文 内田さり

  • ◆ Review ◆
  • 藤本壮介
  • 藤田嗣治
  • チェン・フェイ
  • 大久保紗也

◆ Regular Features ◆

◇ 巻頭 ◇

Goods & Shop

時と光の美術館〈101〉
SPECIAL
ヴァン クリーフ&アーペル

とんぼの手帖〈21〉
大画家の証言と写真

◇ 連載 ◇

定形外郵便〈134〉
文 堀江敏幸

ウホッ! いいアート〈3〉
オーブリー・ビアズリー
――ホモエロティックの核心
文 入江敦彦

千住 博の
知となり肉となり〈26〉
AIに芸術は可能か

山下裕二の
新・今月の隠し球〈43〉
松本 涼(上)

福井江太郎の
駝鳥がゆく!!〈30〉
大里洋吉さん

◇ PICK UP ◇

  • movie 佐々木敦
  • book 諏訪 敦
  • recommend 編集部のおすすめ!
  • ぐるぐるキョロキョロ展覧会記〈62〉
    小田原のどか
  • exhibition 全国展覧会情報

ART CAFÉ
GALLERY'S PLAZA

次号予告

▼芸術新潮特別企画

「と金」という妖怪画家に訊く

「絵と言葉のチカラ展」から展開する新しい物語

アートとお金のはなし〈3〉
文・徳光健治
supported by GMOクリック証券

辻仁成 思想の重層感を絵にこめて

桜美林大学 OPALの挑戦

連載 美に魅せられて
アジア文化芸術協会〈68〉
興福寺《弥勒如来坐像》

最新号PICK UP

あやかしたちと暮らしたい

 はじめて「しゃばけ」を読んだとき、「私の家にも妖が来たらいいのに」と、主人公である一太郎の暮らしをうらやましく思ったことをよく覚えています。江戸の大店「長崎屋」のひとり息子・一太郎は、出かけただけで寝込むほど体が弱いけれど、心優しくて利発。ちょっと向こう見ずな一面もある青年です。祖母が齢3000年の大妖たいようという事情もあって妖の姿が見える一太郎は、過保護なほど世話を焼く手代の妖、仁吉と佐助をはじめ、屏風のぞきや貧乏神、小さな鬼の鳴家やなりといった個性あふれる妖たちとともに暮らしています。妖たちは、一太郎とともに不思議な事件の謎をとこうと奮闘したり大冒険したり……するだけでなく、寝込む一太郎を看病したり、人間にまじって奉公したり、みんなで鍋を囲んだり、と日々の暮らしをにぎやかに営みます。もちろん、化けたり空を飛べたり、何千年も生きられたりと人間とは決定的に違う一面もあるけれど(それによって人とはちょっとズレた不思議な考え方もするけれど)、私たちと同じように一生懸命「長崎屋」で暮らしている。ひとたびページをめくれば、そんな彼らの仲間になれるところが「しゃばけ」の数ある魅力のひとつだと思います。

 今回の特集では、著者・畠中恵さんと物語の舞台になった都内のスポットを巡りながら「しゃばけ」にまつわるさまざまなエピソードを伺ったり、表紙や挿画を手がける柴田ゆうさんに、「芸術新潮」のために一太郎と仁吉、佐助を新たに描きおろしていただき、その制作風景に密着したりと盛りだくさんの内容です。

 この秋には新刊『あやかしたち』の発売や、フジテレビ系「ノイタミナ」枠でのアニメ放送もひかえ、さらに盛り上がる「しゃばけ」シリーズ。そのゆたかな物語世界を楽しむおともに、ぜひ本誌をご活用ください。

芸術新潮
きゅわきゅわと鳴く小鬼、鳴家やなりが不忍池の蓮の葉にすっぽり! 『いっちばん』の「天狗の使い魔」では、一太郎が大天狗・六鬼坊に連れ去られて空を飛んだあと、不忍池のほとりでいっしょに夜鷹蕎麦をすすっていましたね。撮影:筒口直弘(本誌)

この号の誌面

編集長から

大江戸ファンタジー
「しゃばけ」にひたる

 江戸の大店の跡取り息子・一太郎は、人間とあやかしのクオーターで、常人には見えない妖たちの姿を見ることができる。病弱で寝込むことも多いが、齢三千年の大妖たいようである祖母のおぎんが遣わした佐助(じつは犬神)ときち(じつは白沢はくたく)に助けられながら、あまたの難事件を解決する――畠中恵さんの「しゃばけ」は、シリーズ既刊23冊の累計が1000万部を超える大人気小説。心にじんわりしみる物語世界を、柴田ゆうさんの挿画と共に振り返ります。今秋放映のアニメで一太郎役を演じた声優・山下大輝さんには、役作りに込めた思いをうかがいました。
 今号には、軽井沢にコレクションを展示する個人美術館が開館した黒柳徹子さんも登場。本誌との意外なご縁も明かされます。CMプランナーとして数々のヒットを生み、「ピタゴラスイッチ」などの教育番組も手掛けてきた佐藤雅彦さんは、横浜美術館で個展が開催中。これを機にお話を聞きました。2大レジェンドのインタビュー、必読です。

芸術新潮編集長 高山れおな

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「暮らし」はアートであるをキャッチフレーズにあらゆる事象を「芸術」という観点から検証し、表現する「芸術新潮」。1950年に創刊され、歴史と文化を見続けてきたハイクオリティなアートマガジン。歴史的な芸術作品から、建築、古美術、現代アートまで、あらゆる「美しきもの」を独自の切り口で紹介しています。

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