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お知らせ

【はじめに+第一章まるごと試し読み】
ついに最終形態に到達した
伝説の名著『日本の喜劇人』を目撃せよ!

『決定版 日本の喜劇人』
小林信彦

1972年のオリジナル版刊行から半世紀――。
喜劇人たちの芸のみならず、その人間性にまで迫り、〈笑い〉を批評の対象へと高めた名著に、加筆改稿を施した「決定版」がいよいよ刊行されます。
戦前のロッパ、エノケンから森繁久彌、渥美清、クレイジー・キャッツ、藤山寛美、伊東四朗らを経て、BIG3、志村けんなどまで、作家自らが観てきた約80年にわたる喜劇の系譜を網羅するこの傑作、「はじめに」と「第一章 古川緑波」を特別公開!

本書の刊行を記念して特集上映「小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ!」が開催されます。
「エノケンの頑張り戦術」「喜劇 とんかつ一代」「ニッポン無責任時代」「東海道弥次喜多珍道中」など貴重な15本がそろった垂涎のラインナップをどうぞお見逃しなく!
詳しい作品紹介と上映スケジュールは上映館「シネマヴェーラ渋谷」のサイトをご覧ください。

特集上映「小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ!」

開催日時 2021年5月22日(土)~6月4日(金)
会場 シネマヴェーラ渋谷 (東京都渋谷区円山町1-5 KINOHOUSE4階)
URL シネマヴェーラ渋谷 | 上映スケジュール 小林信彦プレゼンツ これがニッポンの喜劇人だ!

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著者紹介

小林信彦コバヤシ・ノブヒコ

1932(昭和7)年、東京・旧日本橋区米沢町(現・中央区東日本橋2丁目)に和菓子屋の長男として生れる。幼少期より、多くの舞台や映画に触れて育った。早稲田大学文学部英文科卒業後、江戸川乱歩の勧めで「宝石」に短篇小説や翻訳小説の批評を寄稿(中原弓彦名義)、「ヒッチコックマガジン」創刊編集長を務めたのち、長篇小説『虚栄の市』で作家デビュー。創作のかたわら、日本テレビ・井原高忠プロデューサーに誘われたことがきっかけで、坂本九や植木等などのバラエティ番組、映画の製作に携わる。その経験はのちに『日本の喜劇人』執筆に生かされ、同書で1973(昭和48)年、芸術選奨新人賞を受賞。以来、ポップ・カルチャーをめぐる博識と確かな鑑賞眼に裏打ちされた批評は読者の絶大な信頼を集めている。主な小説作品に『大統領の密使』『唐獅子株式会社』『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』『紳士同盟』『ちはやふる奥の細道』『夢の砦』『ぼくたちの好きな戦争』『極東セレナーデ』『怪物がめざめる夜』『うらなり』(菊池寛賞受賞)などがある。また映画や喜劇人についての著作も『世界の喜劇人』『われわれはなぜ映画館にいるのか』『笑学百科』『おかしな男 渥美清』『テレビの黄金時代』『黒澤明という時代』など多数。

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