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いま注目の1冊!
故・野村克也氏に関連する書籍は、世に100冊以上あるともいわれています。そんな中、なぜいまこの本を刊行したのか?
著者は「スポーツ報知」で野村番を務めた加藤弘士さん。記者1年目からの3年間、社会人野球シダックス監督時代の野村氏を取材しました。プロに比べて注目度が落ちる分、調布市にあったグラウンドを訪れる記者は少なく、じっくり向き合ってもらえたといいます。
2020年2月11日、野村氏逝去の一報を受けた加藤さんは、深夜まで追悼記事を執筆。翌朝、各紙を読み比べ、こう思いました。
〈シダックス監督時代の扱い、各紙あまりに小さすぎやしないか〉
同時に、「空白の3年間」と思われがちなこの時期が、野村氏と周囲の人たちにとっていかに大切なものだったか、それを書き残せるのは、唯一、監督退任まで担当し続けた自分しかいないのではないかと思い至りました。
従来の“野村本”では描かれなかった国民的名監督の素顔と秘話が話題を呼び、発売1ヶ月で4刷と絶好調です。
著者紹介
加藤弘士カトウ・ヒロシ
1974年茨城県水戸市生まれ。スポーツ報知編集委員。水戸一高、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。アマ野球、巨人担当、デジタル編集デスク等を歴任。YouTube「報知プロ野球チャンネル」のMCも務める。著書に『砂まみれの名将――野村克也の1140日』。