お知らせ
「村上朝日堂」シリーズや、
作家としての原点を語った『職業としての小説家』など、
村上春樹の人気エッセイ群がついに電子化!
思わず微苦笑の村上春樹のエッセイ・ワールド! イラストレーター安西水丸の絵とともに、読者に愛され続ける肩の凝らないエッセイ群が電子版で登場。さらに、写真入りの紀行文、自身の作家人生を回想するエッセイも電子化。

村上春樹氏のエッセイ12作品の電子版を12月5日より配信開始。イラストレーター安西水丸とのコンビが大人気の「村上朝日堂シリーズ」6冊と『象工場のハッピーエンド』『日出る国の工場』『ランゲルハンス島の午後』の画文集3冊、さらに代表的な紀行エッセイ『辺境・近境』の写真篇、スコットランドの醸造所を巡った紀行『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』、自らの作家人生を回想した村上ファン必読の『職業としての小説家』がついに電子化される。ユーモアと発見に満ちたエッセイの村上ワールドが広がります。
多くのリクエストにお応えし、これまで電子化されていなかった村上春樹のエッセイ12作品がいよいよ電子書籍として登場します。今回配信されるエッセイ作品は、村上春樹が雑誌連載でイラストレーター安西水丸との名コンビで人気を博した「村上朝日堂シリーズ」6冊と、カラーの絵と文で描かれる画文集3冊、加えて紀行文と回想記の3冊、計12作品です。ちなみに『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』はその名の通り超短編の小説集で、イラスト付きで奇妙な味わいの小説が並びます。『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』は安西画伯のカラーイラストも楽しい90年代アメリカ滞在記です。紀行文『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』は、スコットランドのシングルモルトウィスキーの醸造所を訪ねる極上の日々が描かれる佳品で、『辺境・近境 写真篇』は国内外の旅の記録『辺境・近境』で撮られた松村映三の写真を中心に編まれた写真文集です。そして、『職業としての小説家』。この作品は、講演録の形をとって、村上春樹の小説家としての人生を回想風にまとめた稀有なエッセイ集で、村上ファンだけでなく、文学研究者も必読の一冊になっています。
今回の12作品は、イラストレーションも楽しく、貴重な写真が並ぶ見ごたえがある電子版です。今年も自宅で過ごすことが多くなりそうな年末年始の読書にぴったりです。電子版ならではの、「村上春樹」の新しい魅力を発見できるかもしれません。
【電子化対象作品】
- 『象工場のハッピーエンド』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂の逆襲』(新潮文庫)
- 『日出る国の工場』(新潮文庫)
- 『ランゲルハンス島の午後』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂 はいほー!』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた』(新潮文庫)
- 『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』(新潮文庫)
- 『辺境・近境 写真篇』
- 『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(新潮文庫)
- 『職業としての小説家』(新潮文庫)
配信開始日:2022年12月5日(月)
※11月18日(金)より一部電子書店にて予約受付開始
配信書店:主要電子書店
村上春樹作品の電子版一覧は下記のサイトからご覧ください
https://ebook.shinchosha.co.jp/writer/2982/
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著者紹介
村上春樹ムラカミ・ハルキ
1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『スプートニクの恋人』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』、『街とその不確かな壁』などがある。『螢・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、エッセイ集、翻訳書など著書多数。2006(平成18)フランツ・カフカ賞、オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年アンデルセン文学賞、2022(令和4)年チノ・デルドゥカ世界賞を受賞。
安西水丸アンザイ・ミズマル
(1942-2014)1942年東京生まれ。イラストレーター。日本大学芸術学部美術学科卒。電通、ADAC(ニューヨーク)、平凡社を経て独立。朝日広告賞、毎日広告賞などを受賞。小説、エッセイ、絵本、漫画なども多数執筆。2014年3月19日逝去。