お知らせ
村上春樹の超ベストセラー『1Q84』、『海辺のカフカ』をはじめとする小説作品が、ついに全点電子化!
村上ワールド全開! 世界中の読者を夢中にさせた村上春樹の代表作を一挙に電子書籍化。壮大なテーマで描かれる長編小説と珠玉の短編小説が、いよいよ電子版で登場。「合本版」も同時配信!
村上春樹氏の小説8作品の電子版を12月18日より配信開始。BOOK1からBOOK3まですべてミリオンセラーの『1Q84』はもちろん、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』、最新作の『騎士団長殺し』まで、日本だけでなく欧米、アジアなど世界中の人々に愛される作品群がこのたび電子書籍でお楽しみいただけるようになります。「合本版」も同時配信!
多くのリクエストにお応えし、これまで電子化されていなかった村上春樹氏の小説8作品を一斉に電子書籍化します。
今回配信される長編作品は、若き著者が取り組んだ幻想と冒険が交錯する渾身の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、英訳されて村上春樹の名を世界に知らしめた壮大な物語『ねじまき鳥クロニクル』、15歳の少年を主人公にその柔らかい魂の旅を描き、村上ファンから熱い支持を受け続ける『海辺のカフカ』、そして社会現象ともなり、3巻すべてがミリオンセラーとなった青豆と天吾の愛の物語『1Q84』BOOK1~BOOK3、さらには謎と暗喩に満ちたある画家の運命的な物語『騎士団長殺し』――世界文学に名を連ねる代表作5作品が電子書籍で登場です。
短編集3作も、強力です。『螢・納屋を焼く・その他の短編』に収録される「螢」は、名作『ノルウェイの森』の一部となった重要な短編であり、「納屋を焼く」も映画化されて、読み継がれてきました。『神の子どもたちはみな踊る』は神戸で育った著者が、阪神淡路大震災への鎮魂の思いをこめて描いた連作。中でも「かえるくん、東京を救う」は、海外できわめて高い評価を受ける短編の一つです。また『東京奇譚集』も、映画化された「ハナレイ・ベイ」や「偶然の旅人」「品川猿」など、村上的世界が横溢する名短編5編が並んでいます。
今回、長編小説5作品はそれぞれの「合本版」も同日より配信します。文庫で2~6冊にもなる長編を、コンパクトに携帯できるのは電子書籍ならでは。8タイトル計25点の電子版は、自宅で過ごすことが多くなりそうなこの年末年始の読書にぴったりです。
新たに読み始める方も、読み直しで楽しむ方も、わくわくする物語の力で日本文学の新たな可能性を切り拓いてきた村上春樹の世界を、ぜひお楽しみください。
いま、村上春樹の魅力のすべてがここに!
【電子化対象作品】 ※全て新潮文庫
- 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(上・下)
- 『ねじまき鳥クロニクル』(第1部 泥棒かささぎ編、第2部 予言する鳥編、第3部 鳥刺し男編)
- 『海辺のカフカ』(上・下)
- 『1Q84』(BOOK1〈4月-6月〉前編・後編、BOOK2〈7月-9月〉前編・後編、BOOK3〈10月-12月〉前編・後編)
- 『騎士団長殺し』(第1部 顕れるイデア編上・下、第2部 遷ろうメタファー編上・下)
+上記5作品の合本版 - 『螢・納屋を焼く・その他の短編』
- 『神の子どもたちはみな踊る』
- 『東京奇譚集』
配信開始日:2020年12月18日(金)
※12月11日(金)より一部電子書店にて予約受付開始
配信書店:主要電子書店
これまでに電子化されている新潮社の村上作品(エッセイ、コンプリート版など)
(配信済み、2020年12月1日現在)
- 『村上さんのところ コンプリート版』
- 『辺境・近境』(新潮文庫)
- 『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』(新潮文庫)
- 『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)
- 『みみずくは黄昏に飛びたつ―川上未映子 訊く/村上春樹 語る―』(新潮文庫)
- 『村上ラヂオ』(新潮文庫)
- 『村上ラヂオ2―おおきなかぶ、むずかしいアボカド―』(新潮文庫)
- 『村上ラヂオ3―サラダ好きのライオン―』(新潮文庫)
- 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(新潮文庫)
- 『村上春樹 雑文集』(新潮文庫)
- 『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行―』(新潮文庫)
- 『ティファニーで朝食を』(新潮文庫)
- 『心は孤独な狩人』
関連リンク
著者紹介
村上春樹ムラカミ・ハルキ
1949年京都生れ。『風の歌を聴け』でデビュー。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』などの長編小説、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』などの短編小説集がある。『レイモンド・カーヴァー全集』、J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』、ジェフ・ダイヤー『バット・ビューティフル』など訳書多数。