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いま注目の本！ デイモン・ラニアン／著、田口俊樹／訳『ガイズ＆ドールズ』
スカイはすべてぶち込む。これ以上の賭けは誰にもできない――。
アメリカ屈指のギャンブラー、オバダイア・マスターソン、通称「スカイ」はブロードウェイの街角で見かけたサラにひと目惚れする。彼女をめぐる一世一代の賭けに飛び込んでゆくスカイの運命やいかに……。
1930年代ニューヨークのロマンスと喧騒を描いて名をなしたデイモン・ラニアンの『ガイズ＆ドールズ』が、宝塚歌劇月組で舞台に！ 八四年月組の初演以来たびたび再演された人気ミュージカルが帰ってきました。9月7日まで宝塚大劇場、10月4日から11月16日まで東京宝塚劇場にて上演予定です。
自信たっぷり、けれど恋には一途なスカイと、使命に燃える高潔なサラ。本公演では、抜群の演技力と艶やかさを併せもつ鳳月杏さんと、華やかな気品あふれる天紫珠李さんが二人を演じます。
小説では「ジャズ・エイジ」と呼ばれる当時のアメリカの雰囲気が生き生きと描かれています。ぜひ舞台とともにお楽しみください。
著者紹介
デイモン・ラニアンRunyon,Damon
（1880-1946）アメリカ合衆国カンザス州生まれの新聞記者、作家。主にニューヨークのブロードウェイを舞台とした短篇小説を数多く発表し、映画化や舞台化もされている。1967年に野球記者にとって最も権威のある賞、J・G・テイラー・スピンク賞を受賞した。1994年に、その名を冠し、優れたジャーナリストやコラムニストに授けられるデイモン・ラニアン賞が創設された。
田口俊樹タグチ・トシキ
1950（昭和25）年、奈良市生れ。早稲田大学卒業。ブロックの“マット・スカダー・シリーズ”をはじめ、ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、スミス『チャイルド44（フォーティフォー）』、チャンドラー『長い別れ』、ウィンズロウ『業火の市（まち）』、コーベン『捜索者の血』、ハメット『マルタの鷹』など訳書多数。
