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いま注目の本! マリアーナ・エンリケス/著、宮﨑真紀/訳『秘儀(上・下)』
もはや、モダンホラーの新時代はS・キングから、このM・エンリケスに継承されたと言ってもいいのでは?
2024年に宝島社がスタートさせた『このホラーがすごい!』の、栄えある海外編第1位に輝いたのが、エンリケスの短編集『寝煙草の危険』でした。一年を挟み再び栄冠を勝ち取った『秘儀』は、“アルゼンチンのホラー・プリンセス”の異名をもつ彼女の代表作とされる最大の長編小説。
闇の力を借りて政財界の裏側で暗躍し、永遠の生命を希求する一族のもと、闇の儀式に必要な霊媒として利用されてきた男とその息子。親子の逃亡劇を軸に、アルゼンチン史をも丸呑みした壮大なる物語が展開します。
残忍にして耽美。異なる手法による六章から成る闇の一大叙事詩は、ガルシア=マルケスやビオイ=カサーレスの作品群すら想起させ、ラテンアメリカ文学界を席巻しました。
ホラーを敬遠してきた読者のみなさんも、これを機に、エンリケスの類まれなる小説世界に身を委ねてみてはいかがでしょうか?
著者紹介
マリアーナ・エンリケスEnriquez,Mariana
1973年ブエノスアイレス生れ。ラ・プラタ大学卒業後、1995年に長篇小説Bajar es lo peorで作家デビュー。その後、『寝煙草の危険』(2009年)、『わたしたちが火の中で失くしたもの』(2016年)等の短篇集が国際的に評価され、ノンフィクションや伝記の分野でも活躍。超自然要素を取り入れつつ現実の不安や恐怖を描く手法は、カズオ・イシグロらに絶賛され、「アルゼンチンのホラー・プリンセス」「文学界のロック・スター」と称されている。
宮崎真紀ミヤザキ・マキ
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。スペイン語圏と英米の文学/ノンフィクション翻訳家。デル・アルボル『終焉の日』、パルマ『怪物のゲーム』、ナバロ『兎の島』、エンリケス『寝煙草の危険』、シュウェブリン『救出の距離』など訳書多数。



































