ホーム > 雑誌 > 雑誌詳細:波 > 雑誌詳細:波 2026年7月号

今月の表紙の筆蹟は、筒井康隆さん。

波 2026年7月号

(毎月27日発売)

100円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2026/06/29

発売日 2026/06/29
JANコード 4912068230762
定価 100円(税込)
「波」はお近くの書店からもご注文できます。
【映画「パプリカ」公開20周年記念特集】
筒井康隆/パプリカのこと
豊田智紀/今さんと「パプリカ」
阿川佐和子/やっぱり残るは食欲 第106回
寺越陽子『高畑勲と「火垂るの墓」─「幻の脚本」と「7冊の構想ノート」を読み解く─』
ライムスター宇多丸/「難攻不落」高畑勲の創作に、新発見で挑む

一穂ミチ『たぶん、恋しい』
瀧井朝世/人と生きることを肯定してくれる六篇

キム・ウィギョン、小山内園子 訳『ハロー、ベイビー』(新潮クレスト・ブックス)
最相葉月/追いつめられた女性たちにやがて芽生えたもの

大竹昭子『写真があってよかった。─森山大道伝─』
諏訪 敦/スナップシューターの苛烈な生

高嶋政伸『おつむの良い子は長居しない』
高嶋政伸/還暦祝いのお裾分け

伊藤祐靖『邦人拉致─その時、自衛隊特殊部隊が生まれた─』
麻生 幾/「本物」が描く小説に、秘の「輪郭」が宿す

加賀谷きよい『朱天の都』
澤田瞳子/「省みる歴史」を提示する物語

義井 優『海のほとりのプラネット』
吉田伸子/物語の連ね方が見事な短編集

大森治幸、大森陽生『みるみる自走する! 子育てはリアクションが9割』
葉一/子どもが自走するために親ができること

桜木紫乃『異常に非ず』
[特別インタビュー]瀧本智行/「地獄」と『異常』 ひと晩で読破した話題作
【難波優輝『本とは何か』刊行記念】
[対談]佐々木マキ×難波優輝/「読むことの意味」を考える

【特別エッセイ】
押切もえ/完璧な人間なんていないのだから 「プラダを着た悪魔2」から見る私の20年

和田尚久/鹿児島まで 前田純敬のこと
【「新潮QUE」ローンチ記念】
[特別インタビュー]橘 玲×「新潮QUE」編集長 林健一/いま、「問う力」のために──「新潮QUE」はなぜ必要なのか
【特集「新潮文庫の100冊」の50年】
[座談会]恩田 陸×大森 望×吉田伸子×南陀楼綾繁/「新潮文庫の100冊」総まくり座談会[前篇]

[エッセイ]大森 望/僕が小冊子を作った頃

[対談]宮島未奈×一木けい/この街で暮らし、この街を書く

【私の好きな新潮文庫】
大谷智通/「新潮文庫の100冊」から選ぶ、迷いを断ち切る三冊
 アルトゥール・ショーペンハウアー、橋本文夫 訳『幸福について―人生論―』
 中島 敦『李陵・山月記』
 吉村 昭『羆嵐』
【コラム】
小澤 實/俳句と職業 最終回

[とんぼの本]編集室だより

佐野芳彦『ヒトと音楽の進化論』(新潮新書)
佐野芳彦/音楽はココロの出来事
【今月の新潮文庫】
リチャード・デミング、田口俊樹 訳『絞首台のある庭─私立探偵マニー・ムーン─』
日下三蔵/謎解き要素満載、待望の第一長篇登場
【新連載】
三宅香帆/福澤諭吉をよみなおす
【連載】
千葉雄大/家賃を払わない同居人 第4回
椎名 誠/こんな友だちがいた 第23回
古市憲寿/絶対に挫折しない教養入門 第11回
シリ・ハストヴェット、柴田元幸 訳/ゴースト・ストーリーズ 第6回
下重暁子/九十歳、それがどうした 第14回
内田 樹/カミュ論 第37回
高木 徹/東京裁判 11人の判事たち 第8回
編輯後記 いま話題の本 新刊案内 編集長から

バックナンバー

雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。

雑誌から生まれた本

波とは?

 1967(昭和42)年1月、わずか24ページ、定価10円の季刊誌として「波」は誕生しました。新潮社の毎月の単行本の刊行数が10冊に満たず、新潮文庫の刊行も5冊前後という時代でした。こののち1969年に隔月刊に、1972年3月号からは月刊誌となりました。現在も続く「表紙の筆蹟」は、第5号にあたる1968年春季号の川端康成氏の書「風雨」からスタートしています。

 創刊号の目次を覗いてみると、巻頭がインタビュー「作家の秘密」で、新作『白きたおやかな峰』を刊行したばかりの北杜夫氏。そして福田恆存氏のエッセイがあって、続く「最近の一冊」では小林秀雄、福原麟太郎、円地文子、野間宏、中島河太郎、吉田秀和、原卓也といった顔触れが執筆しています。次は大江健三郎氏のエッセイで、続いての「ブックガイド」欄では、江藤淳氏がカポーティの『冷血』を、小松伸六氏が有吉佐和子氏の『華岡青洲の妻』を論評しています。

 創刊から55年を越え、2023(令和5)年4月号で通巻640号を迎えました。〈本好き〉のためのブックガイド誌としての情報発信はもちろんのことですが、「波」連載からは数々のベストセラーが誕生しています。安部公房『笑う月』、遠藤周作『イエスの生涯』、三浦哲郎『木馬の騎手』、山口瞳『居酒屋兆治』、藤沢周平『本所しぐれ町物語』、井上ひさし『私家版 日本語文法』、大江健三郎『小説のたくらみ、知の楽しみ』、池波正太郎『原っぱ』、小林信彦『おかしな男 渥美清』、阿川弘之『食味風々録』、櫻井よしこ『何があっても大丈夫』、椎名誠『ぼくがいま、死について思うこと』、橘玲『言ってはいけない』、ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』、土井善晴『一汁一菜でよいと至るまで』などなど。

 現在ではページ数も増えて128ページ(時には144ページ)、定価は100円(税込)となりました。お得な定期購読も用意しております。
 これからも、ひとところにとどまらず、新しい試みを続けながら、読書界・文学界の最新の「波」を読者の方々にご紹介していきたいと思っています。