【ワイド】未曾有のマグニチュード9.0 東北沿岸部壊滅 「巨大地震」暴虐の爪痕
週刊新潮 2011年3月24日号
(木曜日発売)
発売日 | 2011/03/17 |
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JANコード | 4910203140310 |
定価 | 356円(税込) |
未曾有のマグニチュード9.0 東北沿岸部壊滅 「巨大地震」暴虐の爪痕
(1)4階病院屋上に登れなくて全滅した「南三陸町」の地獄絵図
(2)「ビル3階」天井まで浸水でも空間20センチで生き残った女
(3)避難先小学校を襲った「泥流」があっという間に命を奪った
(4)「死者5万人」が悪夢ですまない東北沿岸部は「黄泉の国」
(5)水素爆発「福島原発」想定地震はマグニチュード7.6
(6)「原子力保安院」は意味不明で小学生にもわかるシーベルト講座
(7)東工大卒だから視察を強行した「菅総理」禁断のパフォーマンス
(8)「日本政府が米軍の原発用冷却剤を断った」という衝撃報道の真贋
(9)「コスモ石油」「東電」を悩ませる悪質チェーンメール発信者
(10)「今から避難」の声を最後に安否不明「生島ヒロシ」の妹
(11)5000世帯が消えた「陸前高田」にぽつんと残る「千昌夫」ホテル
(12)大洗海岸「オーシャンビューホテル」に船が激突大破の瞬間
(13)命からがら逃げ出した「釣り船船長」が目撃した波の怪物
(14)なぜ「巨大地震」の不吉な予兆は見過ごされたか
(15)津波対策は世界一! 東北「太平洋沿岸」地域の油断と誤算
(16)カモネギ帰宅難民を仕留めた「居酒屋」「牛丼」「自転車屋」
(17)銀座はゴーストタウンでも有名ママのタクシー貸切大作戦
(18)オニオンスープが絶品だった都内ベスト避難所は「築地本願寺」
(19)東京タワーのアンテナ曲がって「スカイツリー」は大丈夫か
(20)「イケメン海賊」に救出されたディズニーランドの女子中学生
(21)CMなし! バラエティーなし! 1日2億円が飛ぶ民放の意地比べ
(22)頼りの「NHK」人が津波に呑まれる映像を見せなかった
(23)大炎上「市原コンビナート」に招かれざる「公明党代議士」
(24)鳴り物入り「緊急地震速報」はなぜかくも間抜けだったか!
(25)地震で出鼻をくじかれた後出しジャンケン「石原都知事」
(26)築77年で老朽「九段会館」の卒業式が死亡者第1号
(27)支払い1兆円! 加入者殺到! 「地震保険会社」損得勘定
(28)「大陸プレート」激しくずれて東京に大地震が来るか
▼遺体300体漂着「自衛隊」は赤い紐の「竹竿」を持つ
▼煙のように消えた420トン「マグロ漁船」が陸の上の長い旅
▼ホームで停車「常磐線4両」が天地逆で「くの字」になった
▼高台小学校は被災ゼロでも子供の両親不明で沈黙の町
▼99歳母の手を引いて逃れた77歳古老が瓦礫の中に座り込む
▼住民に避難勧告パトロールで死亡・不明50余名という警察官
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
オギノメ 猫の目/荻野目慶子
団塊から歴女まで「日本史教科書」再読ドリル/小島 毅
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
セレブゴシップ天国ときどき地獄/関 陽子
気になる一手/中原 誠・青葉かおり
私の週間食卓日記/鶴澤清治
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース
黄泉から来た女/内田康夫
虚像/高杉 良
途方もなく霧は流れる/唯川 恵
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘
▼ガイド/アーツ
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 大森 望
▼ロビー/ビジネス/オーバーシーズ
▼インシデント/スポーツ/テレビジョン
▼エンターテインメント/タウン
▼スクリーン 北川れい子
▼マイオンリー 春風亭昇太
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・おちょクリック!
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一歩先行くもてなしの宿
バックナンバー
雑誌バックナンバーの販売は「発売号」と「その前の号」のみとなります。ご了承ください。
雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。