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「自粛自粛自粛」で日本が滅ばないか!

週刊新潮 2011年4月7日号

(木曜日発売)

356円(税込)

雑誌の仕様

発売日:2011/03/31

発売日 2011/03/31
JANコード 4910203110412
定価 356円(税込)

「自粛自粛自粛」で日本が滅ばないか!
――電車内から中吊り広告が消え、デパートは薄暗く閑古鳥の巣。花見は中止、繁華街からは人影が消えた。日本中に回った自粛という名の毒薬……。

命を捨てて命を救った「殉職者たち」の物語
――拡声器のマイクを握ったままだった消防団の遺体。衛星電話を同僚に渡した直後に流された病院事務局長。避難誘導で交差点に仁王立ちした警官は迫る津波に動ぜず、還暦前の消防団員は、呑まれることを覚悟して半鐘を打ち続けた。恐怖に耐え、身を挺して、他人を救った「殉職者」たち。

闇雲に恐れない! 浮足立つ前に読む
「放射能」リスクの基礎知識
――「チェルノブイリ」から25年。蓄積データが示す「怖いこと」と「特に怖くないこと」

【ワイド】「大震災」瓦礫に咲く花
(1)異例の「オフレコ記者懇」で空威張りした「菅総理」の器
(2)本当は「石破」「大島」入閣で進んでいた大連立工作
(3)福島原発30キロ圏内に主人の帰りを待ち続ける犬がいる!
(4)日本より放射能パニック! 「中国」で塩6トンを買い占めた
(5)美談か売名か!? 被災地の「はるな愛」「コロッケ」「小泉進次郎」
(6)「ビートたけし」に西表島避難と嗤われた「高城剛」の言い分
(7)すでに「500億円」集まった義援金はいつ誰に届くのか
(8)「くりからもんもん」の方々が被災地に届けた救援物資
(9)石巻市の公園に出現した「闇市」ガソリンの値段
(10)首都圏ガソリンスタンドに聞いたトンデモない客たちのパニック
(11)「日テレ」デスク逃亡! 「共同」退避命令! メディアに吹いた臆病風
(12)ボランティアが目撃した「未収容遺体」を狙う強盗集団「作業現場」
(13)「プロ野球」開幕日騒動で惨敗した「渡辺恒雄」読売新聞主筆の黄昏
(14)「バカ足すバカは」と良いこと言った「亀井静香」国民新党代表インタビュー
(15)「放射能」土壌汚染を「ひまわり」が救うというロシア出身科学者レポート
【グラビア編】
▼原発30キロ圏内でただ1軒営業するコンビニにバナナが来た!
▼毎日牛乳1トンを堆肥に捨てる「福島酪農家」の嘆き
▼緊急融資を受けられずに潰れた「ミス郡山」女将の老舗温泉
▼資材置き場に出来た「ブルーシート大浴場」の湯加減
▼6時半から始まる「気仙沼避難所」希望の朝の「ラジオ体操」
▼海水淡水化装置も運んだ「貴闘力」がちゃんこ7万5000食!?
▼被災ペット120匹を預かるボランティアのドッグラン

「戦時中のことを思えば、何でもない……」
御所のブレーカーを落とした天皇陛下の「自主停電」

■■■ コラム ■■■
あとの祭り/渡辺淳一
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
変見自在/高山正之
おれのゴルフ/青木 功
オモロマンティック・ボム!/川上未映子
オギノメ 猫の目/荻野目慶子
団塊から歴女まで「日本史教科書」再読ドリル/小島 毅
TVふうーん録/吉田 潮
サイエンス宅配便/竹内 薫
がんの練習帳/中川恵一
世間の値打ち/福田和也
窓際OLのすってんころりん日記/斎藤由香
なんだかなァ人生/柳沢きみお
ブルーアイランド氏のクラシック漂流記/青島広志
セレブゴシップ天国ときどき地獄/関 陽子
気になる一手/中原 誠・青葉かおり
私の週間食卓日記/里中満智子
大人のマンガ 読むマンガ
B級重大ニュース

■■■ 小 説 ■■■
黄泉から来た女【最終回】/内田康夫
虚像/高杉 良
途方もなく霧は流れる/唯川 恵

黒い報告書/岩井志麻子

▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵万智) ▼掲示板
▼TV視聴室 ▼結婚 ▼墓碑銘

■■■ テンポ ■■■
▼ガイド/アーツ
▼ブックス BOOK OF THE WEEK 渡邊十絲子
▼ロビー/ビジネス/オーバーシーズ
▼インシデント/スポーツ/テレビジョン
▼エンターテインメント/タウン
▼スクリーン グレゴリー・スター
▼マイオンリー 坂井宏行

■■■ グラビア ■■■
・管見妄語(藤原正彦)
・週刊鳥頭ニュース(佐藤 優・西原理恵子)
・おちょクリック!
・優越感具現化カタログ
・中年弁当男子
・一歩先行くもてなしの宿

バックナンバー

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雑誌から生まれた本

週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉

「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
 それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
 50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
 何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
 また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
 最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
 世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。