世界が恐慌 新変異株「オミクロン」の謎に答える
週刊新潮 2021年12月9日号
(木曜日発売)
発売日 | 2021/12/02 |
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JANコード | 4910203121210 |
定価 | 440円(税込) |
▼「重症化率」「死亡率」は上がっている?
▼「南ア便」乗客600人中61人陽性 「空気感染力」増している!?
▼ワクチンは効かなくなる!?
▼治療薬は無効?
▼「水際対策」突破で市中に蔓延するか
▼自分で命を守る「防衛策」とは
「放任教育の果て」を省みない「秋篠宮」
▼殿下の発言を憂える識者「“公務さえしていれば後は自由”は考え違い」
▼専門家は疑問「“学習院回避”は子供たちの自発的考えか」
▼「皇族に生まれるということは……」高円宮三女の至言
キープレーヤーに聞いた「憲法改正」の本音
▼公明「北側副代表」の言い分
「コロナ専門家」のおかしさよ
「武運長久」の戦争遺品「寄せ書き日の丸」返還の数奇な運命
「高齢者フレイル」「中高年ロコモ」を防ぐ術
「ヤセ菌」食材で食べてヤセる美味しいダイエット
▼運動・食事節制で「肥満脱却」は無理
▼カギは腸内細菌に作らせる「短鎖脂肪酸」
▼「エネルギー消費アップ」「脂肪蓄積抑制」の効果
▼「食物繊維の黄金バランス」最強食材の見分け方は?
「14歳の同級生刺殺」動機は「修学旅行」
▼加害少年の祖父が語った当日朝の様子
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
十字路が見える/北方謙三
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
だんだん蜜味/壇 蜜
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/ロバート キャンベル
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
医の中の蛙/里見清一
人生で必要な英語はすべて病院で学んだ/加藤友朗
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
人間、この不都合な生きもの/橘 玲
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
佐藤優の頂上対決 北村 滋 北村エコノミックセキュリティ代表
■■■ MONEY ■■■
谷中銀座延命院前住職が土地を奪われた背景に“男色”
■■■ テンポ ■■■
▼ロビー/「新代表」で囁かれる立民“分裂”
▼ビジネス/「100歳」取締役がいる上場会社
▼タウン/政府をあざ笑う「人生79年でいいよ」
▼スポーツ/日本人世界王者の“おかしな”4年間
▼エンタメ/元AKB「板野友美」報道封殺の暗闘
▼グルメ ▼スクリーン ▼テレビジョン ▼ガイド
Bookwormの読書万巻/島崎和歌子
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
▼結婚 ▼墓碑銘
▼文殊のストレッチ ▼掲示板
■■■ 小 説 ■■■
あの子とQ/万城目 学
五葉のまつり/今村翔吾
片恋/米澤穂信
黒い報告書/内藤みか
■■■ グラビア ■■■
・優越感具現化カタログ
・産地直送「おうちごはん」
・おもしろ「みんぱく」探検隊
この号の中吊り
最新号PICK UP
世界が恐慌
新変異株「オミクロン」の謎に答える
ポストコロナに向かっていたムードが、一瞬にして恐慌を来したかのようである。原因は新たな変異株「オミクロン型」。WHOが最高度の警戒レベルに分類し、同時株安をはじめ世界が震え上がったが、実態はまだ謎に包まれている。いま、その「謎」に答えよう。
誕生日会見で「小室圭さん」を全否定
「放任教育の果て」を省みない「秋篠宮」
11月30日に56歳となられた秋篠宮さまは、これに先立ち記者会見。長女・眞子さんと小室圭さんとの結婚に際し、「娘婿の対応」を非難される一幕もあった。が、その一方で「何を今さら」との批判を招き、さらにはご一家の特異な「教育方針」を懸念する声もあり……。
最新研究 ヨーグルトだけではない
「ヤセ菌」食材で食べてヤセる美味しいダイエット
腸内に棲んで体形に大きな影響を及ぼす「ヤセ菌」と「デブ菌」。痩せるには、ヤセ菌の入ったヨーグルトを摂取してヤセ菌優勢の腸内環境にすることが肝要だが、ほかにも方法はある。ヤセ菌が作る「短鎖脂肪酸」の生産効率を高められる食生活を実践すればいいのだ。
柳刃包丁の殺意
「14歳の同級生刺殺」動機は「修学旅行」
14歳の少年が殺害した相手は幼なじみの同級生だった。用意した凶器は、和食の職人が使うことで知られる柳刃包丁。刺身を切るための細く鋭い刃先が特徴だけに、明確な殺意を持っていたことが窺える。犯行動機を探る手がかりは「修学旅行」にあるというのだが……。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。