甲子園「慶應優勝」への違和感の正体
週刊新潮 2023年9月7日号
(木曜日発売)
発売日 | 2023/08/31 |
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JANコード | 4910203110931 |
定価 | 460円(税込) |
▼慶大名誉教授が「大学野球的応援は申し訳なかった」
誰が「大谷翔平」を壊したか
日本最大ペットショップ 「クーアンドリク」に響く哀しき鳴き声
正しい知識で備えたい 「成年後見」「遺言」「徘徊」トラブル
「若返り」「死亡リスク」の分岐点
▼「佳子さま」の「宮邸改修50億円」が「悠仁さま」に悪影響
▼働けど賃金マイナス!? 「日本郵便」下請け企業が報酬未払い
▼バスケ“勝利の女神”「広瀬すず」は「広瀬アリス」にも微笑むか
▼「テスラ」ドライバーの給与
▼東山魁夷記念館で“バトル”
▼「立浪中日」屈辱の底なし沼
▼「落語家」人間国宝認定でも
「私が表に出なかった理由は……」
“役人ハンター”が明かす苦悩
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
曖昧礼讃ときどきドンマイ/横尾忠則
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
だんだん蜜味/壇 蜜
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/三ツ橋敬子
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
医の中の蛙/里見清一
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
危機下の頓珍会議室/田中優介
全知全脳/池谷裕二
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
知られざる国旗の世界/吹浦忠正
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
■■■ 小 説 ■■■
【新連載】逃亡者は北へ向かう/柚月裕子
三島屋変調百物語十之続 猫の刻参り/宮部みゆき
墓碑銘/外国人レスラー テリー・ファンク
■■■ グラビア ■■■
・新潮グルメ直送便
・優越感具現化カタログ
・記念日の晩餐
▼結婚
▼掲示板
▼黒い報告書/蓮見圭一
▼Bookwormの読書万巻/元官僚芸人まつもと
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
▼文殊のストレッチ
▼スクリーン ▼テレビジョン ▼ガイド
※「佐藤優の頂上対決」は都合により休載いたします。
この号の中吊り
最新号PICK UP
甲子園「慶應優勝」への違和感の正体
107年ぶりの歴史的快挙を成し遂げた選手たちに賞賛の声が寄せられる一方、大学野球のような応援風景には眉をひそめ、違和感を表明する人も。慶應高校の夏の甲子園優勝。おめでたいニュースの背景を探ると、慶應義塾と「三田会」の全貌が見えてきた――。
「870億円」の逸失利益は…… 「栗山監督」なら無事だった!?
誰が「大谷翔平」を壊したか
世界中のベースボールファンがため息を漏らしたのではないだろうか。キャリアハイのシーズンを歩んでいた大谷翔平(29)が右肘を故障。「二刀流」ストップに追い込まれた。栗山監督なら無事だった!? 球界の至宝を壊したのは所属チームか、それとも……。
科学的データで見る
「若返り」「死亡リスク」の分岐点
前号では「食」「水」「怒り」と寿命との関係についてご紹介したが、今回は「筋トレ」「睡眠薬」との向き合い方についてお伝えする。さらに、健康寿命が延びる可能性がある若返りサプリ「NMN」の“価格破壊”が起こっている現状について、第一人者が解説する。
最凶ヒグマ「OSO18」銃殺者が初証言
「私が表に出なかった理由は……」
“役人ハンター”が明かす苦悩
4年にわたって北の大地を脅かしてきた「忍者熊」も、年貢の納め時である。「OSO18」の通り名で恐れられたヒグマが先頃、北海道釧路町で仕留められたのだ。これまで襲われた乳牛は66頭。凶悪かつ狡猾な難敵を討ったハンターが、複雑な胸中を初めて吐露した。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?
〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。