カリスマか俗物か 国政を牛耳ろうとしたドン
「池田大作」野望の果て
週刊新潮 2023年11月30日号
(木曜日発売)
発売日 | 2023/11/22 |
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JANコード | 4910203151132 |
定価 | 480円(税込) |
「池田大作」野望の果て
▼「言論出版妨害」「共産党盗聴事件」 創価学会に“黒歴史”「人間・大作」とは何者だったのか
▼元学会員タレント「長井秀和」が明かす 「池田先生に愛された芸能人たち」
“暴力と搾取”「宝塚カルト団」の伏魔殿
ローソン子会社「345億円不正流用事件」とサントリー「新浪社長」の“点と線”
大反響 奇跡の保育園「やまなみこども園」の秘密
「脳寿命」を延ばす「積極的忘却」システム
▼「梅毒蔓延」「パパ活詐欺」「傷害事件」“底なし”「ホスト沼」
▼「トランス女性」がマラソン女子部門出場で喧々囂々
▼再開発でフリーメイソン本部は
▼1万円「大人のお子様ランチ」
▼紅白で熟年に媚びサプライズ?
■■■ コラム ■■■
日本ルネッサンス/櫻井よしこ
生き抜くヒント!/五木寛之
変見自在/高山正之
曖昧礼讃ときどきドンマイ/横尾忠則
スジ論 わたしのルールブック/坂上 忍
誰の味方でもありません/古市憲寿
私の週間食卓日記/大倉正之助
TVふうーん録/吉田 潮
この連載はミスリードです/中川淳一郎
医の中の蛙/里見清一
アスリート列伝 覚醒の時/小林信也
それでも日々はつづくから/燃え殻
危機下の頓珍会議室/田中優介
全知全脳/池谷裕二
歴史のしっぽ 古都の歩き方/澤田瞳子
気になる一手/渡辺 明・吉原由香里
夏裘冬扇/片山杜秀
「昭和歌謡」残響伝/タブレット純
知られざる国旗の世界/吹浦忠正
俺は健康にふりまわされている/宮川サトシ
※「だんだん蜜味」は都合により休載いたします。
■■■ 小 説 ■■■
三島屋変調百物語十之続 猫の刻参り/宮部みゆき
逃亡者は北へ向かう/柚月裕子
佐藤優の頂上対決 木原正裕 みずほフィナンシャルグループ執行役社長 グループCEO
■■■ グラビア ■■■
・新潮グルメ直送便
・優越感具現化カタログ
・記念日の晩餐
▼結婚
▼墓碑銘
▼掲示板
▼文殊のストレッチ
▼黒い報告書/花房観音
▼Bookwormの読書万巻/東出昌大
▼新々句歌歳時記(嵐山光三郎・俵 万智)
▼スクリーン ▼テレビジョン ▼ガイド
この号の中吊り
最新号PICK UP
カリスマか俗物か 国政を牛耳ろうとしたドン
「池田大作」野望の果て
カリスマがまた一人この世を去った。創価学会を日本最大級の教団に育て上げた池田大作名誉会長が95歳で死去。国政にも影響を及ぼしたドンの正体は? 野望の果てに見た風景とは? その機密性を「鶴のカーテン」と評された、巨大教団の内側に迫る。
「いじめ自殺」否定会見後に「新理事長」と「雪組」大激論の中身とは……
“暴力と搾取”「宝塚カルト団」の伏魔殿
責任転嫁と保身に汲々とするその姿は、ちっとも「清く正しく美しく」なかった。現役団員の自殺を受け、宝塚歌劇団は14日に調査結果を公表。が、そこにはきわめて不誠実な“演出”が施されていた。実は会見直後、劇団幹部は耳を疑う言葉を口にしていたのである。
特捜部捜査で直属部下に「実刑8年」
ローソン子会社「345億円不正流用事件」とサントリー「新浪社長」の“点と線”
「叩けば埃が出る」という言葉があるが、ここまで盛大に埃が舞うのも珍しい。「パワハラ癖」から「女性トラブル」まで、財界リーダーらしからぬ“素顔”が明るみに出たサントリー・新浪剛史社長(64)。そんな彼の新たな疑惑は、「巨額不正流用事件」との関係――。
「もの忘れ」はむしろ健全
「脳寿命」を延ばす「積極的忘却」システム
現代日本の“国民病”とも言うべき認知症に多くの人が怯えている。ちょっとしたもの忘れをしただけで、「ついに自分も」と落ち込んでしまう……。だが、過ぎたるは猶及ばざるが如し。過度な心配はよくない。なにしろ、脳は「積極的に忘れる」ように出来ているのだ。
バックナンバー
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雑誌から生まれた本
週刊新潮とは?

〈「週刊新潮」は週刊誌というより、ほとんど人である。辻に立って、夜な夜な紳士貴顕を斬る百六十ページの眠狂四郎である。ときどき魔剣ないし凶刃になることもあるが、円月殺法の切り口が見事である。シバレンではないが、創刊五十年ようやく「剣鬼」の風格も出てきた〉
「週刊新潮」は1956年(昭和31年)2月に、出版社が出す初めての週刊誌として創刊されました。
それから半世紀後の2006年(平成16年)、「週刊新潮」は創刊50周年を迎え、その記念企画「週刊新潮と私」に、作家の徳岡孝夫氏が寄せられのが上記の文章です。
50年という長い時を経ても、「週刊新潮」の編集方針は、創刊当時から全くと言って良いほど変わっていません。
何より、文芸出版社から発行される週刊誌として、常に「人間という存在」を強く意識した記事作りをしています。それはまさに「殺人事件を文学としてとらえる」ことでもあります。偽善を嫌い、人間の本質に切り込む姿勢は、時に「世の中を斜めからシニカルに見ている」と評されることもあります。
また、皇室、学界、右翼、左翼、宗教団体、暴力団、日教組、動労……時代により、その対象は変わりますが、あらゆる“タブー”に挑む姿勢も一貫しています。
最近では、「加害者の方が、被害者より手厚く保護されている」という少年犯罪の不可解な“タブー”を問題にし、少年法が改正されるに至っています。
世の中が左に振れても右に振れても、「週刊新潮」は常に変わらぬ主張を堅持し、その一貫した姿勢が読者に支持されてきました。今後もマスコミ界の「剣鬼」として、「魔剣や凶刃」に磨きをかけていきたいと思っています。