魂を揺さぶる村上春樹の〈秘密の場所〉へ――
待望の新作長編1200枚!
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを――高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。
『街とその不確かな壁』の著者直筆サイン入り愛蔵版を新潮社より刊行いたします。物語には〈古い夢〉がならぶ図書館が登場しますが、意匠を凝らした精緻な装幀で、その静謐な世界へといざないます。村上春樹さんの長編作品は、すでにイギリス、アメリカ、スペイン、ドイツ、オランダなど海外で愛蔵版が発売されていますが、日本で長編小説の愛蔵版が発売されるのは初めてのことになります。
なお、特別仕様の上製本であり、職人による手製本となるため、製作にはたいへん時間がかかります。予約開始時期については、後日あらためてこのサイトで発表いたします。お待ちいただければ幸いです。
仕様 |
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特典 | 著者直筆サイン、シリアルナンバー入り |
予価 | 10万円(税・送料別) |
予定部数 | 限定300部 |
販売 | 新潮社のオンライン直販サイト「新潮ショップ」にて、発売の2ヶ月前に先着順で予約開始予定ですが、時期については、後日あらためてこのサイトで発表します。 |
ムラカミ・ハルキ
1949年京都生れ。『風の歌を聴け』でデビュー。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』などの長編小説、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』などの短編小説集がある。『レイモンド・カーヴァー全集』、J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』、ジェフ・ダイヤー『バット・ビューティフル』など訳書多数。