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お知らせ



 早いもので今年もあとわずかです。何かと慌ただしい年の瀬ですが、「しゃばけ」ファンの方々にとっては楽しみな季節でもありましょう。毎年恒例の文庫最新刊が発売されます。

 しかも今年は、ど~んと2冊!

 一冊目はシリーズ11作目の『ひなこまち』。長崎屋に謎の木札が舞い込んでからというもの、若だんなのところへ不思議な相談事が次々と持ち込まれます。若だんなは、みんなを助けることができるのでしょうか?

 もう一冊は、文庫オリジナルで、タイトルは『えどさがし』。5編の物語を収録した作品集なのですが、それぞれのお話の主人公は若だんなではありません。仁吉さんや佐助さん、日限の親分などお馴染みの登場人物たちが大活躍するシリーズ初の外伝です。


ひなこまち
畠中恵

長崎屋へ舞い込んだ謎の木札。『お願いです、助けて下さい』と書かれているが、誰が書いたか分からない。以来、若だんなの元には不思議な困りごとが次々と持ち込まれる。船箪笥に翻弄される商人、斬り殺されかけた噺家、売り物を盗まれた古着屋に、惚れ薬を所望する恋わずらいのお侍。さらに江戸一番の美女選びまで!? 一太郎は、みんなを助けることができるのか? シリーズ第11弾。

ISBN:978-4-10-146131-1 発売日:2014/11/28

文学賞 舞台化

649円(定価) 購入



えどさがし
畠中恵

時は流れて江戸から明治へ。夜の銀座で、とんびを羽織った男が人捜しをしていた。男の名は、仁吉。今は京橋と名乗っている。そして捜しているのは、若だんな!? 手がかりを求めて訪ねた新聞社で突如鳴り響く銃声! 事件に巻き込まれた仁吉の運命は――表題作「えどさがし」のほか、お馴染みの登場人物が大活躍する全五編。「しゃばけ」シリーズ初の外伝、文庫オリジナルで登場。

ISBN:978-4-10-146132-8 発売日:2014/11/28

文学賞 舞台化 雑誌から生まれた本

693円(定価) 購入

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2014年11月20日   お知らせ



「赤毛のアン」シリーズをテーマにした第4回「ワタシの一行アワード」は9月末、好評のうちに終了しました。
 続いて今月からスタートした第5回では、「夏目漱石の全作品」を対象に「ワタシの一行」を募集しています。

 大賞・優秀賞受賞者にはオリジナル図書カードをプレゼント。期間は2015年1月31日まで。

 ぜひ、漱石作品の中から、あなただけの特別な「一行」を見つけてご応募ください! 詳細は特設ページにて。

第5回 新潮文庫 編集部が選ぶ ワタシの一行アワード

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2014年11月10日   お知らせ



 宮部みゆきさんの現代ミステリー『ソロモンの偽証』文庫版、全6巻が遂に完結です。
 ひとりの中学生の転落死に端を発した混乱を描く「第I部 事件(上・下)」。ふがいない大人たちに代わり、自分達で同級生の死の真相を調査する「第II部 決意(上・下)」。そして、学校内裁判によって“真犯人”が明らかになる「第III部 法廷(上・下)」。
 文庫にして3000ページを超える超大作ですが、ひとたび手に取ればページを捲る手がとまらず、一気読みになること間違いなし。さらに、第6巻には20年後の藤野涼子を描く驚愕の続編「負の方程式」が収録されています!

 来春には映画化が決定している本作。読書の秋にぴったりの、極上エンターテインメントです。

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2014年11月04日   お知らせ

ページという扉を開くと美しい言の葉があふれる。
詩歌、俳句、短歌、小説……。各世代が愛した名品を精選し一冊にした100年記念アンソロジーを刊行いたします。

 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ(三好達治)

 ふるさとは遠きにありて思うもの(室生犀星)

 こだまでしょうか、いいえ、誰でも……。(金子みすゞ)

教室で、街角で、広告から。私たちの心に確かに刻まれ、いつしか忘れてしまった美しい日本語の響きが、小さな文庫本という扉の向こうからもう一度あふれ出します。まず、第一弾として1950年代から2010年代まで各世代が愛した名詩100篇を一冊に精選しました。




愛誦・愛読した名作だけを一冊に。
新潮文庫100年記念アンソロジー「新潮ことばの扉」
今後の刊行スケジュール

●2015年2月『教科書で出会った名句名歌三〇〇』
●2015年5月『教科書で出会った名作小説一〇〇』
●2015年8月『教科書で出会った漢文・古文一〇〇』




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2014年10月20日   お知らせ






日本文学100年の名作を決定! その編集会議を特別に大公開!!

 新潮文庫は今年で創刊100年を迎えます。これを記念し、100年間に発表された中短篇から“名作”を厳選する『日本文学100年の名作』全10巻が刊行。

 名作を選ぶ編集委員は、豊富な読者体験を持つ池内紀氏、川本三郎氏、松田哲夫氏。毎月集まり、侃侃諤諤と意見を戦わせ、収録作品を選んでいます。

 その白熱の編集会議を大公開! 果たして、どんな作品が“名作”となるのでしょう!? 生の編集会議をご覧いただく貴重な機会です。
10月20日(月) 19:00~20:30 前売チケット 2000円
前売チケットのご購入はこちら



鹿島茂「創刊100年! 「新潮文庫」のヒミツを徹底解剖」

 100年前の新潮文庫の製本は、熟練の職人による手作業で仕上げられた豪華なものでした。創刊100年を記念して今年特別に刊行された「復刻版」は、箔押し、背継ぎ表紙など当時の文庫を完全再現。NHK「おはよう日本」をはじめ、新聞各紙やネットニュースなどでも取り上げられ大きな話題となっています。

 イベントではその貴重な「復刻版」を実際にご覧いただきながら、「100年前の新潮文庫」に隠されたスゴ技、創刊当時の時代背景、そしてこれからの文庫と出版文化の未来――メモリアルイヤーの今しか聞けない秘密を鹿島茂さんがナビゲート。本と出版の100年を大解剖します!

10月29日(水) 19:00~20:30 前売チケット 2000円
前売チケットのご購入はこちら

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2014年10月10日   お知らせ