新潮文庫メールマガジン アーカイブス
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 新潮文庫年末年始のフェア「紅白本合戦」男性部門の第3位、また、「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR 2015」文庫ランキングの第3位にも選ばれた、朝井リョウさん『何者』が、映画になります! 監督・脚本は「愛の渦」で乱交パーティを描き話題を呼んだ三浦大輔さん。三浦さんには、『何者』の文庫解説もお書きいただいています。「ラスト、失敗しろ! 失敗しろ!」という、解説らしからぬ叫び、必読です……!

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2015年12月15日   お知らせ


 お待ちかね、しゃばけシリーズ第12弾『たぶんねこ』がいよいよ文庫として発売されました。
「しゃばけの文庫ができると、『ああ、もう年末なんだなあ』と思います」とは作者の畠中恵さんのお言葉。年末年始はこたつで「しゃばけ」の世界にどっぷりつかる、という皆さまも多いのではないでしょうか。

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2015年12月15日   お知らせ


 青い空、白い夏の雲。広々とした多摩川の風景の中で、一人の女子高生がこちらをまっすぐ見つめている――。書店に並んだその表紙イラストと、『もしドラ』の長いタイトル覚えていますか?

 彼女の名は川島みなみ。たぶん、日本で一番有名な野球部の女子マネージャーです。都立程久保(ほどくぼ)高校野球部を「甲子園に連れていく」ことに決め、後輩の北条文乃(あやの)とともに経営学者ドラッカーの『マネジメント』の教えを実行し、弱小野球部に奇跡を起こした小説の中の主人公です。

 この小説、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』は、現実の出版界でも奇跡のドラマを生みました。青春小説であると同時に、ドラッカーの組織論を物語で伝授するこの本は、幅広い層の読者を得て、瞬く間にミリオン・セラーとなり、さらに200万部を軽々超え(現在、今回の文庫化を合わせて累計280万部超)、コミック、映画、NHKアニメと多くの人々に愛され続けてきました。

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2015年11月17日   お知らせ

 いま、筒井康隆の『旅のラゴス』が爆発的に売れています。新潮文庫から20年ほど前に刊行された作品ですが、昨年から急に売れ行きが伸びました。どうして売れているのか分からないのですが、口コミで読者が増え続けているらしい。原因不明の大ブレイクです。内容は、高度な文明を失った代償として人間が超能力を獲得した世界を舞台に、主人公ラゴスの生涯をかけた旅を描いたSFファンタジー作品です。

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2015年11月17日   お知らせ

 新潮文庫初登場、芥川賞作家・津村記久子さんの『とにかくうちに帰ります』は、毎日の仕事に味気なさを感じる人たちにこそ読んで欲しい、共感にあふれた職場小説集です。

 好人物の職場の男性に、大切な私物の万年筆を持ち出された、女性事務員の心のもやもやを描く「職場の作法」や、南米のマイナーフィギュアスケート選手の動向を、並々ならぬ関心をもって追い続ける同僚の心のうちを思う「バリローチェのフアン・カルロス・モリーナ」など、描かれる職場の人間模様には、勤め人なら必ず思い当たる場面があるはずです。

 

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2015年10月15日   お知らせ